• 「菌活」「腸活」としても人気が高いきのこは、生のままでは早めに使い切らなくてはいけませんが、乾燥させれば保存性が高くなるのはもちろん、うま味が凝縮されてさらにおいしくなります。『ドライきのこの美味レシピ』(世界文化社)より、風味豊かな「ドライ松茸」を使った「松茸春巻き」のつくり方を、料理家・真藤舞衣子さんに教えていただきました。

    松茸春巻きのつくり方

    画像: 松茸春巻きのつくり方

    パリッとした春巻きの中には、思いもかけぬ松茸の香りをまとったふんわりとした白身魚が……。

    材料(10個分)

    ● ドライ松茸5g
    ● タラなどの白身魚(骨をとる)3切れ
    ● 春巻きの皮(ミニ)10枚
    ● 大葉(縦半分に切る)5枚
    ● 揚げ油適量
    ● かぼす、すだちなど適量
    ● 塩適量

    つくり方

     ドライ松茸を戻し(下記参照)、水気を切って千切りにする。

     白身魚を10等分(それぞれ3〜4等分)する。春巻きの皮に10等分したの松茸、白身魚、大葉を1枚ずつのせて小麦粉を水で溶いたもの(分量外)を皮のへりにつけて巻く。

     180℃の揚げ油でカラリと揚げ、皿に盛ってかぼす、すだちなどを添える。好みで塩をふる。(写真は1人分)

    ドライきのこの戻し方

    軽く汚れを落とします

    天然のきのこにはホコリがついたり、砂をかんでいることがあるので、さっと水洗いします。

    じっくり味わうには水、ぬるま湯戻し

    ドライきのこをひたひたの冷水に浸けてラップをかけ、冷蔵庫に5時間以上おきます。風味を活かしたい派におすすめの戻し方です。もう少し早く戻したいときは、30~40度のぬるま湯に浸け、常温に30~40分おきます。

    時短でお手軽に真藤流お湯戻し

    ドライきのこを容器に入れ、熱めの湯をひたひたに注いで10~15分おきます。

    戻し時間はお好みで

    きのこの食感を楽しみたいときは、いずれも戻し時間を短めに。

    戻し汁も活用

    戻し汁にはうま味があり料理に使えるので、きのこを戻したときは、ペーパータオルなどを敷いたざるで濾します。戻したきのこはしっかりと水気を切り、料理に応じて刻みます。

    だしをとるときはパウダーも便利

    だしパックにパウダーを入れて湯に浸けます。ドライきのこを粉砕したパウダーは、溶けることがないので、だしパックに入れてエキスだけを利用します。

    本記事は『ドライきのこの美味レシピ』(世界文化社)からの抜粋です

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    『ドライきのこの美味レシピ』(世界文化社)

    『ドライきのこの美味レシピ』(世界文化社)|真藤舞衣子

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    〈料理/真藤舞衣子 料理アシスタント/金木 麗 撮影/西山 航(株式会社世界文化ホールディングス) スタイリング/駒井京子〉

    画像: つくり方

    真藤舞衣子(しんどう・まいこ)
    発酵研究・料理家。会社勤めののち、京都の大徳寺塔頭で1年間生活。その後、フランスへの料理留学、東京での菓子店勤務などを経て独立。和食、フレンチ、パン、スイーツ、発酵食など、手がける料理は幅広く、作りやすくてセンスのいいレシピが常に評判。料理教室、レシピ開発、講演、テレビやラジオ出演など幅広く活躍。『はじめてのサワードゥブレッド』(文化出版局)『発酵美人になりませう。』(宝島社)『つくりおき発酵野菜のアレンジごはん』(主婦と生活社)など著書多数。
    インスタグラム:@maikodeluxe



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