• 料理研究家の松田美智子さんにさつまいものシンプルバター炒めのつくり方を教えていただきました。さつまいものおいしさがそのまま感じられる一品。ローズマリーがない場合はレモンの皮をおろしてかければまた違ったおいしさに。

    さつまいものシンプルバター炒めのつくり方

    画像: さつまいものシンプルバター炒めのつくり方

    棒状に切ったさつまいもに三温糖をすり込み、たっぷりのバターで炒めるだけ。簡単でおいしい一品です。

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● さつまいも(べにはるか)1/2本(約200g)
    ● 三温糖大さじ1
    ● 白ワイン大さじ2
    ● バター大さじ2
    ● 塩、白こしょう適量
    ● ローズマリー適量
    ● 水1/4カップ

    つくり方

     さつまいもは5mm厚さの棒状に切る(このとき、さつまいもをゆすりながら切ると切りやすい)。ボウルに薄い塩水を入れしばらく浸け、ざるにあげて、ペーパータオルの上に広げ水けをきる。

    画像1: つくり方
    画像2: つくり方
    画像3: つくり方

     ローズマリーは茎から葉を取る。

     フライパンを中火でゆっくり温め、バターを溶かし、半分ほど溶けたらを入れ、底面に広げるようにする。

    画像4: つくり方

     水、白ワインを入れてふたをし、ときどきゆすりながら2〜3分蒸し煮する。さつまいもの色が濃くなったらふたをとり、水分を飛ばす。味をみて、弱火にして三温糖を加減しながら加える。

    画像5: つくり方

     火を止めてローズマリーをちぎりながら入れ、器に盛る。好みで塩、白こしょうをふる。

    画像6: つくり方

    さつまいものこと

    画像1: さつまいものこと

    秋の人気の食材、さつまいも。中央アメリカ原産で、日本では江戸時代に薩摩地方(鹿児島県)から全国に伝わったため、「さつまいも」と呼ばれるようになりました。

    甘くてホクホクした食感が人気の「べにはるか」のほか、「べにあずま」「鳴門金時」に加え、近年では、種子島特産の「安納芋」など、ねっとりした食感のさつまいもも出回るようになりました。また、アントシアニンを含む紫色の品種や、カロテンを含むオレンジ色の品種などカラフルな品種も流通されています。

    さつまいもはゆっくり加熱することで、アミラーゼという酵素が働き、甘くなるので、じっくり蒸したり、オーブンで焼いたりするとよいでしょう。食物繊維が豊富で、また切り口から出るヤラピンが腸の働きを促し、食物繊維との相乗効果で便秘の改善に効果的です。とくに皮にカルシウムが多く、皮の紫色には抗酸化作用の高いアントシアニンが含まれています。よく洗って皮もいただきましょう。

    表面についた黒い蜜は甘味が強いサイン。皮の下にアクの成分があるので、水にさらすのが色よく仕上がるポイントです。


    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

    画像2: さつまいものこと

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
    インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu

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    画像: さつまいものシンプルバター炒め|松田美智子の季節の仕事

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