• 料理研究家の松田美智子さんにサーモンとじゃがいものお餅風のつくり方を教えていただきました。サーモンのうま味を吸ったもちもちしたじゃがいもがおいしい一品。れんこんのシャキシャキした食感もアクセントに。しっかりした味付けなので、白ワインにも合う。

    サーモンとじゃがいものお餅風のつくり方

    画像: サーモンとじゃがいものお餅風のつくり方

    もちもちに仕上げても、ワンタンの皮がパリパリになるまでよく焼いてもさまざまな食感が楽しめておいしい。

    材料(約8~10個)

    画像: 材料(約8~10個)
    ● じゃがいも(男爵いも、ゆでたもの)1個(約200g)
    ● コーンスターチ(なければ片栗粉で代用可)小さじ1
    ● サーモン1切れ(約200g)
    ● れんこん(5mm角)1/2カップ
    ● 塩小さじ1
    ● ワンタン皮(大)8~10枚
    ● アーモンドスライス大さじ1
    ● パルメザンチーズ大さじ2
    ● オリーブオイル大さじ1
    ● 白こしょう少々

    つくり方

     サーモンは骨を骨抜きで抜き、スプーンなどを使って身を掻き出し(皮の下がおいしいので、しっかり掻き出すようにする)包丁で粗みじんに切る。塩をふり、10分おき、白こしょうをふる。

    画像1: つくり方
    画像2: つくり方
    画像3: つくり方

     じゃがいもは皮をむき、バットに置いてすりこぎ棒などでつぶす。このときあまり水分がないようなら、水もしくは白ワイン少々(分量外)を加える。

    画像4: つくり方

     をボウルに移し、コーンスターチを入れて混ぜ合わせる。れんこんを加え混ぜ、パルメザンチーズを加え混ぜる。

    画像5: つくり方
    画像6: つくり方

     まな板にワンタンの皮を並べ、をのせて手を使って広げ、をのせる。

    画像7: つくり方
    画像8: つくり方

     全体に霧吹きで水をかけ、好みでパルメザンチーズをのせ、アーモンドスライスをのせる。

    画像9: つくり方

     フライパンにオリーブオイルを熱し、を並べ、中火で焼く。向きを変えながら強火にして、均等に焼き目がつくように焼く。下面が焼けたら返し、フライ返しなどで押さえながら焼く。このとき余分な脂が出たらペーパータオルで取ると、パリッと焼ける。反対面にも焼き色がついたら白こしょうをふり、器に盛る。

    画像10: つくり方
    画像11: つくり方

    サーモンのこと

    画像1: サーモンのこと

    ムニエルやフライはもちろん、お寿司のネタでも人気のサーモン。サーモンは鮭と同じサケ科に属する魚ですが、実は生育環境に違いがあります。鮭は海水に生息し天然ものが多く、食べる際は加熱が必要ですが、サーモンは淡水で生息することが多く、養殖されたものであれば生食が可能です。

    サーモンはオレンジ色をしたアトランティックサーモン、身が厚いキングサーモン、鮭と鱒(トラウト)を品種改良したサーモントラウトなどがあり、どれも鮭に比べ脂が多く、オメガ3系脂肪酸がたっぷり含まれています。

    そのほかサーモンに含まれる「アスタキサンチン」という成分は抗酸化力が強く、血中脂質の活性酸素を抑え、免疫力を高める力があり、動脈硬化や癌の予防に効果があるといわれています。

    また、カルシウムビタミンDも豊富で、骨粗しょう症の予防や治療の効果も期待できます。そのほか血行促進の作用があるビタミンEやビタミンBも豊富で、健康な毎日のためにぜひ取り入れたい食材です。


    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

    画像2: サーモンのこと

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
    インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu

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    画像: サーモンとじゃがいものお餅風|松田美智子の季節の仕事

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    (松田美智子・著/文化出版局刊)

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