サーモンと白菜のクリーム煮のつくり方
サーモンは背と腹のバランスのよい部分を選びます。一度ソテーしてから煮るのが煮くずれしないためのポイント。生クリーム、サワークリームを加えたらさっと煮て仕上げる。
材料(つくりやすい分量)
● サーモン | 2切れ |
● A | |
・塩 | 小さじ1 |
・白こしょう | 少々 |
・セージ | 小さじ1/2 |
・にんにく(すりおろし) | 小さじ1/3 |
・オリーブオイル | 大さじ2 |
● 薄力粉 | 適量 |
● バター | 大さじ1と1/2 |
● ベーコン(みじん切り) | 30g |
● 白菜(内側の黄色い部分) | 4枚 |
● チキンスープ | 2.5〜3カップ |
● サワークリーム | 1/2カップ |
● 赤ピーマン | 1個 |
● パルメザンチーズ | 適量 |
● 塩、白こしょう | 少々 |
● 生クリーム | 適量 |
つくり方
1 サーモンは4つ切りし、塩をふったバットに並べ、上からも塩をふり10分おく。
2 白菜は芯と葉に切り分ける。芯は2〜3cm長さに切り揃え、葉は重ねて2cmくらいのざく切りにする。
3 赤ピーマンは縦半分に切り、種をとり広げ、包丁を寝かせてワタを切り取り平らにし、繊維を断ち切るようにせん切りにする。ペーパータオルの上に広げて包み、水けを切る。
4 小さな器にAを合わせ、1にかけ、15分以上おき、薄力粉を全体にふる。
5 土鍋を中火で熱し、バター大さじ1を溶かし、半分溶けたら4を入れて、表面が焼けたら取り出す。
6 5の鍋にベーコン、2の白菜の芯を加え、しっかりとうま味を吸わせる。チキンスープを加え、ふたをして強火にし、白菜がやわらかくなるまで煮る。
7 5を入れ、沸いてきたらふたをしないで10分煮る。少し煮詰まったらサワークリームを入れ中火で煮る。味をみて塩とこしょうで味をととのえる。
8 フライパンを熱し残りのバター大さじ1/2を溶かし2の白菜の葉と3を入れて炒める。
9 器に7を盛り、8をのせ、パルメザンチーズとひとつまみの塩を加えて7部立てにした生クリームをかける。
サーモンのこと
ムニエルやフライはもちろん、お寿司のネタでも人気のサーモン。サーモンは鮭と同じサケ科に属する魚ですが、実は生育環境に違いがあります。鮭は海水に生息し天然ものが多く、食べる際は加熱が必要ですが、サーモンは淡水で生息することが多く、養殖されたものであれば生食が可能です。
サーモンはオレンジ色をしたアトランティックサーモン、身が厚いキングサーモン、鮭と鱒(トラウト)を品種改良したサーモントラウトなどがあり、どれも鮭に比べ脂が多く、オメガ3系脂肪酸がたっぷり含まれています。
そのほかサーモンに含まれる「アスタキサンチン」という成分は抗酸化力が強く、血中脂質の活性酸素を抑え、免疫力を高める力があり、動脈硬化や癌の予防に効果があるといわれています。
また、カルシウムやビタミンDも豊富で、骨粗しょう症の予防や治療の効果も期待できます。そのほか血行促進の作用があるビタミンEやビタミンBも豊富で、健康な毎日のためにぜひ取り入れたい食材です。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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