• 年末年始の帰省や旅行をより快適に楽しむためには、何を持っていくか、支度が旅の充実度を左右します。今回は、旅上手なイラストレーターの木下綾乃さん旅の必需品を見せてもらいました。
    (『天然生活』2024年1月号掲載)

    イラストレーター・木下綾乃さん
    旅の必需品

    山に行くときにはスケールで重さを測り、より軽いほうを選ぶほど、徹底して軽さを重視。

    ふだんの旅にも生かされ、下着や寝具、洋服を小分けにしている「グラナイトギア」のポーチも、「モンベル」の傘も、そうして選びました。

    タオルではなく手ぬぐいに、パジャマはセパレートタイプではなくワンピースタイプにしているのも、荷物を軽くしたいからです。

    「つげのくしに至っては、持ち手が付いていたのをのこぎりでカットし、小さく、軽くしました。北アルプスの山に登るときなどは、山小屋に泊まるとはいえ、ヘッドランプや雨具なども必要なので、20㎏以上の装備になります。体力がないので、できるだけ軽くしたいんですよ」

    そんな木下さんの荷物のなかで、必需品はというと……。

    「耳栓です。初めて山小屋で使ったときよく寝られたんです。ひとりでホテルに泊まるときも空調の音が気になるので欠かせません」

    近いうちに家族で世界周遊の船旅に出かけたいと考えています。数カ月に及ぶ旅の荷物も、5日分もあれば十分とのこと。

    登山仕込みの荷造り術で、身軽に旅支度をして出かけていくのでしょう。

    ▼木下さんの「冬の旅バッグ」と「持ちものリスト」

    ▼木下さんの冬の旅「2泊3日のコーディネート」

    手ぬぐい

    タオルに比べ、軽さ、薄さに勝り、夜洗って干しておけば、朝には乾くので枚数も少なくてすむ。

    クマ柄は贈りもので、カラフルなほうは「kata kata」

    ストールとニット帽

    ウールのストールは、暗い色が増えがちな秋冬の差し色に。

    「山と道」のニット帽は登山用に購入したが、デザイン性が高く、タウンユースとしても活用。

    パジャマ

    「セブンデイズホテル」のワンピースタイプのパジャマは肌触りよし。

    開きが広いので首元にボタンを付けた。「グラナイトギア」のポーチのSサイズに収納。

    耳栓とスキンケア用品

    「リッジマウンテンギア」のポーチには、寝る前に耳を温めリラックスできる「ナイトミン耳ほぐタイム」と耳栓が。

    くし、オールインワンジェル、日焼け止め、リップクリーム、ハンドクリーム、アイブロウペンシルがあれば、身支度が整う。

    折りたたみ傘

    いろいろなメーカーを試したが、軽さ、細さ、丈夫さで「モンベル」に落ち着いた。袋は置いていくことも。明るいカラーで差し色に。

    文房具と単語帳

    フランス語の勉強を再開したので空き時間に単語帳で勉強。

    カラビナ付きペンはバッグに引っ掛けられる。マスキングテープはおやつの口を閉じたり何かと便利。



    <撮影/中川菜美 取材・文/長谷川未緒>

    木下綾乃(きのした・あやの)
    画廊勤務を経てイラストレーターに。山登りで得た経験を生かして、自然や動物をモチーフとした作品を制作し、各媒体で活躍。手紙、切手、文房具好きとしても知られている。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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