• 冬は、親しい人との集いが楽しい季節です。おいしいものを分け合えば、心もいっそう温かに。菓子研究家・星谷菜々さんに、年末年始の集まりにもっていきたい「手土産」3つを教えていただきました。手づくりのチョコレート菓子とも相性のいい、星谷さんならではのお酒やおつまみを紹介。
    (『天然生活』2024年1月号掲載)

    星谷菜々さんおすすめの手土産3つ

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    下北沢ワインショップの
    「デザートワイン」

    大人の集まりには欠かせない、うっとりする甘さ

    画像1: デザートワインはお菓子と合わせるほか、人を招くときはウェルカムドリンクとしても

    デザートワインはお菓子と合わせるほか、人を招くときはウェルカムドリンクとしても

    お菓子を持っていくなら、デザートワインも欠かさずに。今回はレーズン入りのチョコレートテリーヌをつくったので、同じく干しぶどうが使われ、糖分がギュッと濃縮されたコクのあるタイプを一緒に。

    「甘さの奥に酸やタンニンも感じられる複雑性が好き。ひと口飲むとぱあっとハートが開くようなハッピー感を共有したくて」

    画像2: デザートワインはお菓子と合わせるほか、人を招くときはウェルカムドリンクとしても

    デザートワインはお菓子と合わせるほか、人を招くときはウェルカムドリンクとしても

    画像1: 年末年始、人が集まる日の「手土産」3選。大人のホームパーティーに欠かせない、ちょっと贅沢なセレクト/菓子研究家・星谷菜々さん

    「Le Manzene Marzemino Passito」

    下北沢ワインショップ
    東京都世田谷区北沢2-10-20ミカン下北D201
    https://shimokitazawa-wineshop.com/
    取り寄せ/不可

    ピアッティの
    「生ハム・サラミのセット」

    ちょっと贅沢に、食べ比べも楽しめます

    画像: ピアッティの 「生ハム・サラミのセット」

    イタリア食材の品ぞろえなら、都内随一ともいわれる「ピアッティ」。

    「商品セレクトが素敵で、パッケージも美しいものがずらり。まるでイタリア旅行に来たみたい。おいしい手土産を探すときに頼りになります」

    生ハムやサラミはフランスやアメリカなど、さまざまな産地のものが。

    「お店のおすすめを選べば間違いありません」

    画像: スライスしたものの詰め合わせ。繊細な舌触り、しっかりとした味わい

    スライスしたものの詰め合わせ。繊細な舌触り、しっかりとした味わい

    画像2: 年末年始、人が集まる日の「手土産」3選。大人のホームパーティーに欠かせない、ちょっと贅沢なセレクト/菓子研究家・星谷菜々さん

    「生ハム・サラミのセット」

    ピアッティ
    東京都目黒区駒場4-2-17-1F
    https://www.piatti.jp/
    取り寄せ/可

    ユーロアールの
    「特熟モンドール」

    春までしか楽しめない、とっておきの季節もの

    画像: ユーロアールの 「特熟モンドール」

    フランスでは、10月になると店先に並び出すモンドール。やわらかな状態でもみの樹皮に包んで熟成させ、さらにもみの木箱に入れられて、私たちの手元に届きます。

    「通常のモンドールは、側面や上の部分がとてもかたいのですが、こちらのものはていねいな追熟の手法をとってくださっているので丸ごといただけるんですよ」

    画像: 暖かな部屋に置けば、内側がとろり。「簡単なチーズフォンデュ感覚」

    暖かな部屋に置けば、内側がとろり。「簡単なチーズフォンデュ感覚」

    画像3: 年末年始、人が集まる日の「手土産」3選。大人のホームパーティーに欠かせない、ちょっと贅沢なセレクト/菓子研究家・星谷菜々さん

    「特熟モンドール」
    ※販売期間は10月から翌2月ごろまで

    ユーロアール
    東京都目黒区中央町2-35-17-1F
    https://www.euro-art2001.com/
    取り寄せ/可

    おいしいものは、みんなで分け合いたい

    画像: せっかくなら、人数が集まるからこそ味わえるものを選ぶ。「自分用には少し高価でも、みんなが喜ぶのなら、と思い切って買えるんですよ」

    せっかくなら、人数が集まるからこそ味わえるものを選ぶ。「自分用には少し高価でも、みんなが喜ぶのなら、と思い切って買えるんですよ」

    人が集まる場だからこそ、みんなでわいわい食べられるものを選ぶという菓子研究家の星谷菜々さん。ついうれしくなって、あれこれ盛りだくさんに。

    「大好きな生ハムは、『お刺し身みたいなものだから、その日のうちに』とピアッティで教わったので、いつもは少しだけ。けれど、大勢ならたくさんの種類を買って食べ比べができます。大ぶりのモンドールも同じ。みんなが次々とひとつのチーズに手を伸ばしながら、自然と和やかな空気になっていくのもうれしくて」

    星谷さんといえば、やはり手づくりの一品。ホームパーティでは、リクエストされることも多いそうです。

    「いまの時季は、チョコレートのお菓子を持っていくことが多いですね。そんなときは、相性のいいデザートワインも一緒に。チョコレートもモンドールも、肌寒くなるころに食べたくなるもの。友人たちと食卓を囲みながら、『今年も一緒に食べられたね』なんて思い出をつくりたくて、これらを選んでいるのかもしれません」

    ▼集まりにもっていきたい「テリーヌショコラ」のつくり方はこちら



    〈撮影/中垣美沙 取材・文/福山雅美〉

    星谷菜々(ほしや・なな)
    女性誌を中心に、心ときめくようなお菓子のレシピを考案する。かわいらしい世界観も人気。都内アトリエでお菓子教室「apron room」を主宰するほか、不定期で季節のお菓子やオリジナルアイテムの販売も行う。JSA認定のワインエキスパートの資格を持ち、ワインとスイーツのマリアージュにも定評がある。
    インスタグラム:@apron_room

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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