お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
クリスマスシーズン到来です。
我が家のクリスマスツリーもそろそろ出番を迎えるので、その前に毎年恒例のジンジャーブレッドメンをつくります。
ジンジャーフレッドメンに欠かせないのが、モラセス。モラセスは砂糖を精製する時に出る糖蜜、または廃糖蜜とも呼ばれていてますが、鉄分やミネラルがたくさん含まれているスーパーフードです。
ツリーに吊るすと、お部屋の中がスパイスの香りに包まれて、一気にクリスマス感が増します。
目が合った子からパクパク。
クリスマスが来る前にツリーに吊るされたジンジャーブレッドメンがいなくなってしまうので、生地は半分、冷凍しておきます。
穴を開けなければ、プレゼントにもピッタリ。
スパイシーな風味はクセになるおいしさです。
「ジンジャーブレッドマン」のつくり方
材料(約5×3.5cmの男の子型と5.5×3.5cmの女の子型で計約130個分)
<クッキー生地> | |
バター (食塩不使用)150g | |
薄力粉 | 300g |
卵 | 1個 |
ブラウンシュガー | 100g |
ダークモラセス(糖蜜) | 1/2カップ(250g) |
重曹 | 小さじ1 |
シナモンパウダー、ジンジャーパウダー | 各小さじ1 |
ナツメグパウダー | 小さじ1/2 |
塩 | 少々 |
<アイシング> | |
粉砂糖 | 100g |
卵白 | 20g |
下準備
*バターを室温にもどす。
*クッキー生地用の粉類をふるいにかけ、塩を加える。
つくり方
1 クッキー生地をつくる。ボウルにバターを入れ、ハンドミキサーで練る。やわらかくなったらブラウンシュガーを加え、混ぜ合わせる。
2 卵を溶き、1に3回に分けて加え、その都度、よく混ぜる。
3 モラセスを加え、さらに混ぜる。
4 粉類と塩を一度に加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
5 生地を2つに分け、それぞれラップをしたら冷蔵庫で4時間〜ひと晩、冷やす。
[はなよりひと言]
生地はやわらかいのでしっかり冷やします。半分(360g)は冷凍庫に入れ、使うときに解凍しても。
6 オーブンを180℃に温める。台に打ち粉をし、生地をひとつ(360g)を冷蔵庫から出して、麺棒で厚さ4mmほどに伸ばしたら型抜きする。
[はなよりひと言]
生地がやわらかくなってきたら再度、冷蔵庫で冷やします。型は事前に粉を付けておくと生地がつきにくいです。
7 クッキングシートを敷いた天板に6で型抜きした生地を並べ、つまようじで頭に穴を開ける。180℃のオーブンで8分ほど焼く。
[はなよりひと言]
焼いているうちに穴はふさがってきますが、焼き上がったらまた穴を開けます。
8 焼き上がったら天板の上で、再度、同じ場所につまようじで穴を開け、冷ます。
9 料理用のたこ糸を15cmほどに切り、8のジンジャーブレッドマンの穴に通す。
10 粉砂糖と卵白を混ぜ、アイシングをつくる。アイシングをコルネに詰め、ジンジャーブレッドメンに好きなデコレーションをする。アイシングが固まったら完成。
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はなのお菓子』(扶桑社)、『はなと学ぶ パンダに会いに行くための中国語』(白水社)、『今日もお稽古日和』『はな、茶の湯に出会う』(ともに淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。最新刊は藤森照信氏との共著『ニッポン茶室ジャーニー』(淡交社)。
インスタグラム:@hanalovestaco
YouTube:はなランド
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。
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