• 海の近くに住んで20年。地元の魚介を使った料理が日課の料理家・飛田和緒さんに、冬のごちそうストックとそのアレンジレシピを教えていただきました。『いちばんやさしい魚の食べ方』(オレンジページ)より、「かきのオイル漬け」とそれを使った「かきと春菊のサラダ」のつくり方を紹介します。

    “かき大好き”飛田さん定番の「かきのオイル漬け」

    画像: “かき大好き”飛田さん定番の「かきのオイル漬け」

    家族そろって、大のかき好き。毎年殻つきを北海道の厚岸(あつけし)町から取り寄せるほどです。

    保存ができるオイル漬けはそのまま食べたり、バゲットにのせてもおいしい。

    「かきのオイル漬け」のつくり方

    1/5量で225kcal 塩分1.1g

    かきは蒸し焼きにしてから、たっぷりのオイルに漬けることで、柔らかさをキープ

    かきの下ごしらえ

     ボウルに塩水(水2と1/2カップに塩大さじ1が目安)を入れる。かきを1個ずつ入れ、振り洗いをする。

    ※かきの塩けが強い場合は塩水ではなく真水でも。

     汚れが落ちたら、ペーパータオルにとり、やさしく水けを拭く。

    材料(つくりやすい分量)

    ● かき(むき身・加熱用・大)9~12個(約400g)
    ● にんにくの薄切り1かけ分
    ● しょうゆ小さじ1~2
    ● 塩適宜
    ● オリーブオイル1/2カップ

    つくり方

     かきは上記の「かきの下ごしらえ」を参照し、水けを拭く。直径約20cmのフライパンに並べ入れ、ふたをして中火にかけ、温まってから3~4分ほど蒸し焼きにする。

    画像1: 「かきのオイル漬け」のつくり方

     ふたを取って、しょうゆを回し入れ、全体にからめる。蒸し汁が1/3量くらいになるまで汁けをとばす。

    画像2: 「かきのオイル漬け」のつくり方

     煮沸消毒をした保存びんにかきを入れ、残った蒸し汁を注ぐ。にんにくを加え、オリーブオイルをかぶるまで注ぐ。

    画像3: 「かきのオイル漬け」のつくり方

    ●冷蔵で1週間ほど保存可能。

    「かきのオイル漬け」を使って
    「かきと春菊のサラダ」のつくり方

    画像: 「かきのオイル漬け」を使って 「かきと春菊のサラダ」のつくり方

    ほろ苦い春菊と濃厚なかきが抜群に合う

    材料(2人分)とつくり方

    春菊の葉1/2わ分としらがねぎ5cm分は冷水にさらし、水けをきる。オイル漬けのかき4個をのせ、オイル適宜をかける。

    本記事は『いちばんやさしい魚の食べ方』(オレンジページ)からの抜粋です

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    『いちばんやさしい魚の食べ方』(オレンジページ)|飛田和緒 (著)

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    飛田さんのシンプルレシピで魚料理をもっと身近に!
    海の近くに住まう料理家の飛田和緒さんが、身近な魚を使ったシンプルレシピを紹介。「切り身」と「刺し身」を使った、毎日つくりたくなる簡単なメニューから、イクラのしょうゆ漬け、かきのオイル漬け、自家製かつおツナなどのごちそうストックまで、おいしい魚介レシピがそろった一冊。さばき方や下ごしらえも、写真つきでていねいに解説しています。



    〈料理/飛田和緒 撮影/邑口京一郎 スタイリング/駒井京子 熱量・塩分計算/五戸美香(スタジオナッツ)〉

    飛田和緒(ひだ・かずお)
    東京生まれ。2005年から三浦半島での海辺の暮らしを始める。近隣の港で揚がった新鮮な魚介類を、四季の料理で楽しむ。シンプルでおいしく、つくる人の立場に寄り添ったレシピが人気。
    インスタグラム:@hida_kazuo



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