エッグノッグのつくり方
材料(4杯分)
● 卵黄 | 4個分 |
● グラニュー糖 | 20g |
● 牛乳 | 500g |
● バニラオイル | 少々 |
● ナツメグ | ひとつまみ |
〈仕上げ〉 | |
● 生クリーム | 100g |
● ナツメグ | ひとつまみ |
● シナモンスティック | 4本 |
つくり方
1 小鍋に卵黄を入れ、ホイッパーで白っぽくなるまで混ぜる。グラニュー糖を加えて手早く混ぜ、牛乳とバニラオイル、ナツメグを加えて混ぜる。
2 1を中火の湯せんにかける。小鍋の底が湯の鍋底に直接つくと温度が上がりすぎるので、蒸し台などを間に入れるとよい。
3 湯が静かに沸いている状態を保ち、常にホイッパーで混ぜながらゆるいとろみをつける。ボウルに移して氷水を当てて冷ます。冷めたら冷蔵庫で完全に冷やす。
4 〈仕上げ〉 3とは別のボウルに生クリームを入れ、氷水に当てながら角がゆるく立つまで泡立てる。
5 カップに3を注ぎ、生クリームを星形の口金をつけた絞り袋に入れて絞り出す、またはスプーンですくいのせる。ナツメグをふりかけ、シナモンスティックを添える。
ポイント
・いたみやすいので冷蔵庫で保存し、当日中に飲む。
<レシピ・撮影・スタイリング・文/原 亜樹子>
※ 本記事は『アメリカ菓子とミステリ』(原書房)からの抜粋です
* * *
ミステリ小説のなかに登場する伝統的な「アメリカ菓子」。 菓子にまつわる名場面とともに、とっておきのオリジナルレシピを紹介。知ると楽しいアメリカの日常と菓子文化が見えてくる!
ミステリ小説のなかで、素人探偵たちが情報を得るために作るちょっとした美味しい「ワイロ」や、祝祭日を家族で祝うためのお菓子、忙しい事件捜査の合い間に作る日常のお菓子などなど。どうして主人公はこの場面でこのお菓子を作るの? どうしてこんなに短時間で作れるの? そんな疑問を解消しながら、小説のなかに登場する味や日常を楽しく味わえる1冊です。
原 亜樹子(はら・あきこ)
菓子文化研究家。製菓衛生師。アメリカの高校へ留学。東京外国語大学で食をテーマに文化人類学を学んだ後、特許庁へ入庁。後に菓子文化研究家へ転身。『アメリカ菓子とミステリ』(原書房)、『アメリカ菓子図鑑』(誠文堂新光社)、『子どもだけでつくれる 焼かないお菓子』(東京書籍)ほか著書多数。
インスタグラム:@exploring_american_food
ウェブサイト:https://haraakiko.com/