• ものを減らさずに部屋を整える方法とは? 収納法や飾り方、もの選びのコツを暮らし上手な人に教えてもらいました。今回、すっきり見せる工夫を教えてくれるのは俳優Q本かよさん。ものの出し入れがしやすく、目に心地よい、“楽”と“すっきり”を両立させたQ本さんのお部屋を拝見します。
    (『天然生活』2024年1月号掲載)

    Q本さんのすっきり見せる工夫1
    見せる収納は素材と色味をそろえる

    「前の家はシステムキッチン。戸棚に道具をしまい込んでいたら存在を忘れてしまい、ずっと使わないものもありました。いまはすべてが一目瞭然で、すぐ手に取れるようにしています」

    意識しているのは出しておくものをシルバーと黒、白、木、ガラスのものでそろえること。

    そうすればたくさん並んでいてもすっきりした印象です。

    画像: 出しておく食材の保存容器はガラスで統一すると、軽やかな雰囲気に

    出しておく食材の保存容器はガラスで統一すると、軽やかな雰囲気に

    Q本さんのすっきり見せる工夫2
    主張のない背表紙の本のみ本棚へ

    あるとき本棚を見て「なんだか心地よくない」と思ったQ本さん。

    「コミックスは主張の強い背表紙のものが多く、それが混在しているのが原因だろうと思ったんです。それ以来、コミックスは一部をのぞいて箱に入れてしまうようになりました」

    本棚に並べている本のなかでも、気になる背表紙はオブジェなどで隠しています。

    画像: 一部を横積みにしたり間に植物やアートを置いたりして、ラフな雰囲気を演出

    一部を横積みにしたり間に植物やアートを置いたりして、ラフな雰囲気を演出

    画像: コミックス専用の保管箱にしまって、読むときには箱ごとリビングに出す

    コミックス専用の保管箱にしまって、読むときには箱ごとリビングに出す

    Q本さんのすっきり見せる工夫3
    色数が多い洋服は白い布で隠す

    リノベーションの際、ダイニングエリアにつくってもらった服の収納スペース。

    「服はどうしても色数が多くなりがちで、目に触れるとうるさく感じてしまいます。だから白いカーテンを使って隠しました」

    布だと扉に比べて風通しがよく、なおかつ日除けやほこり除けにもなります。

    空間を圧迫せず、軽やかに見えるのも魅力です。

    画像: 布は「イエノテキスタイル」で購入。「質感が気に入っています」

    布は「イエノテキスタイル」で購入。「質感が気に入っています」

    Q本さんのすっきり見せる工夫4
    床に置かず、吊るすとすっきり

    ここ数年、一気に増えたという植物。

    「剪定した観葉植物の葉を水耕栽培したりしているうちに、どんどん数が増えていきました」

    それらの多くは、窓辺のカーテンレールに高低差をつけながら吊るしています。

    「床やテーブルの上はなるべくすっきりさせたいので。この方法だと、数が増えていってもそれほど気になりません」

    画像: 軽やかに見えるガラスの器で水耕栽培。両端のマクラメは自分でつくったもの

    軽やかに見えるガラスの器で水耕栽培。両端のマクラメは自分でつくったもの



    〈撮影/有賀 傑 取材・文/嶌 陽子〉

    Q本かよ(きゅうもと・かよ)
    俳優として、舞台や映画、CM・ドラマに出演。エッセイを書くなどの文筆業も行う。夫とふたり暮らし。2024年12/20(金)~12/22(日)、東京・中野区の水性にて、舞台『エトエのふれあい祭りvol.3冬』に出演。2025年公開予定の映画『火の華』(監督:小島央大)に出演。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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