• ものを減らさずに部屋を整える方法とは? 収納法や飾り方、もの選びのコツを暮らし上手な人に教えてもらいました。今回、すっきり見せる工夫を教えてくれるのは俳優Q本かよさん。ものの出し入れがしやすく、目に心地よい、“楽”と“すっきり”を両立させたQ本さんのお部屋を拝見します。
    (『天然生活』2024年1月号掲載)

    使いやすさと見た目の気持ちよさの両立を目指して

    光と風がよく通るマンションの一室。

    フルリノベーションしたというこの部屋に、Q本かよさんは7年前から夫と暮らしています。

    印象的なのはキッチンにずらりと吊るされた道具や、器が置かれたオープン棚、壁一面の本棚など。

    さまざまなものが目につく場所に置かれているものの、雑然とした感じはまったくありません。

    画像: 鍋や道具がすべて手に届く位置に並んだキッチン。棚の一角には、つい集めてしまうというガラスの空きびんが並んでいる。器もオープン棚に収納

    鍋や道具がすべて手に届く位置に並んだキッチン。棚の一角には、つい集めてしまうというガラスの空きびんが並んでいる。器もオープン棚に収納

    「私はすごく面倒くさがりなので、ものを出し入れするときは少しでも楽なほうがいいんです。リノベーションの際はすぐ手に取れることを重視して収納をつくってもらいました。同時に、目に心地いい状態も維持したい。“楽”と“すっきり”を両立させることが日々のテーマです」

    キッチン道具は色や素材の数を絞って。本棚に並べる本は、主張のない背表紙のものを。

    外に出しておくものを厳選し、配置の仕方にも気を配りながら、住まいを整えてきたQ本さん。

    その甲斐あって、部屋の至るところが使いやすさだけでなく、見た目の気持ちよさにもあふれています。

    「舞台に出演中の時期は家の中も散らかってしまいます。でも公演が終わって一気に片づけると『こうでなくっちゃ!』とうれしい気分に。部屋がすっきりすると自己肯定感も上がるし、何よりリラックスして過ごせるんです」

    画像: 服の収納は、白いカーテンで隠して風通しも空間の印象もよく。服や生活感を隠しつつ空間全体を明るく見せてくれる

    服の収納は、白いカーテンで隠して風通しも空間の印象もよく。服や生活感を隠しつつ空間全体を明るく見せてくれる



    〈撮影/有賀 傑 取材・文/嶌 陽子〉

    Q本かよ(きゅうもと・かよ)
    俳優として、舞台や映画、CM・ドラマに出演。エッセイを書くなどの文筆業も行う。夫とふたり暮らし。2024年12/20(金)~12/22(日)、東京・中野区の水性にて、舞台『エトエのふれあい祭りvol.3冬』に出演。2025年公開予定の映画『火の華』(監督:小島央大)に出演。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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