(『天然生活』2023年1月号掲載)
松場さん一家のシンプルな段取り 01
夕食の準備は子どもたちと一緒に
→家事を覚え、子どもたちも成長
子どもたちはルーレットで役割分担してお手伝い。
夕食準備当番はコップやお皿をテーブルに。
子どもが取り出しやすい場所に日常使いの器を収納しています。
「自分でやった方が効率はいいかもしれませんが、役割をもつことは、居場所をつくること。そして、家族の役に立つことで、自尊心が育まれたらいいなと思います」
松場さん一家のシンプルな段取り 02
環境にやさしい洗剤に一本化
→洗い分けや補充のわずらわしさを解消
おしゃれ着用や柔軟剤などいろいろな洗剤を使っていましたが、環境にやさしい「海へ」に一本化。
「場所をとるし、補充も大変でしたが、『海へ』を使うようになって解放されました。洗濯に使った水は地域の浄化槽を通り直接川に戻るので、環境にやさしいのもうれしい」
毎日何度も洗濯するからこそ、ストレスなく。
松場さん一家のシンプルな段取り 03
保育園の準備はひとりずつかごにまとめて
→朝はカバンに入れるだけ、忘れ物もなし
連絡ノートや手ふきタオル、歯ブラシセットなど、保育園は持ち物が多いので、ひとりずつ色分けしたかごに入れて準備。
「いまは奈々と木子のふたりですが、最大4人が保育園に通っていたので準備が大変でした。ひと目で自分のかごがわかるので、朝の着替えもここに。かごが空っぽになれば、忘れ物なし。わかりやすいです」
松場さん一家のシンプルな段取り 04
洋服はハンガーにかけてファミリークロークへ
→たたむ手間、探す手間から解放
衣類を洗濯・乾燥したら、松場さんがハンガーにかけてラックへ。
当番の子がラックごと移動し、ファミリークロークへ戻します。
「以前は1枚ずつたたんでいましたが、子どもたちが着替えを探すときに散らかるんです。ハンガーならひと目でわかるので、子どもたちは自分で見つけて着替えます」
アイロンやミシンもクロークで。
松場さん一家のシンプルな段取り 05
お茶はジャグにたっぷり1日分用意
→だれでも自由に飲めて冷蔵庫の開閉も減少
1日でほぼ3Lのお茶がなくなるので、大きなジャグに入れて、だれでも自由に飲めるように。
「夏はジャグに氷を入れておけば、冷たいままキープできます。ガラスのジャーと違って割れる心配がなく、冷蔵庫の開け閉めも減りました」
夏は麦茶が定番。冬は番茶を入れ、飲むときに薪ストーブにカップをのせて温めることも。
〈撮影/渡邉英守 取材・文/宮下亜紀〉
松場奈緒子(まつば・なおこ)
結婚・出産を機に東京から島根・大森町にUターン。両親が創業した「石見銀山 群言堂」のスタッフを経て、放課後子ども教室の運営、保育園の理事も務め、地域の子育てをサポート。Eテレ「子育て まち育て 石見銀山物語」に家族で出演中。天然生活YouTubeチャンネル「松場さん家の手仕事つなぎ」公開中。
インスタグラム@naoko_matsuba
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです