• 5人の子どもを育てながら、仕事と家事の両立、保育士資格の取得と、家族との時間、自分の時間を大切にしている石見銀山 群言堂松場奈緒子さん。「段取りは苦手」と話す松場さんですが、家族が協力し合う仕組みにしたところ、無理せず家事を回せるようになったのだとか。そんな松場さんの、家事を段取りよくこなす5つのアイデアを紹介します。
    (『天然生活』2023年1月号掲載)

    松場さん一家のシンプルな段取り 01
    夕食の準備は子どもたちと一緒に
    家事を覚え、子どもたちも成長

    子どもたちはルーレットで役割分担してお手伝い。

    夕食準備当番はコップやお皿をテーブルに。

    子どもが取り出しやすい場所に日常使いの器を収納しています。

    「自分でやった方が効率はいいかもしれませんが、役割をもつことは、居場所をつくること。そして、家族の役に立つことで、自尊心が育まれたらいいなと思います」

    画像: 群言堂を始めた母・登美さんから受け継ぐレンガ造りの台所。この日は夕食当番の次女・奈々ちゃんと末っ子の木子ちゃんにおむすびにのりを巻いてもらう

    群言堂を始めた母・登美さんから受け継ぐレンガ造りの台所。この日は夕食当番の次女・奈々ちゃんと末っ子の木子ちゃんにおむすびにのりを巻いてもらう

    松場さん一家のシンプルな段取り 02
    環境にやさしい洗剤に一本化
    洗い分けや補充のわずらわしさを解消

    おしゃれ着用や柔軟剤などいろいろな洗剤を使っていましたが、環境にやさしい「海へ」に一本化。

    「場所をとるし、補充も大変でしたが、『海へ』を使うようになって解放されました。洗濯に使った水は地域の浄化槽を通り直接川に戻るので、環境にやさしいのもうれしい」

    毎日何度も洗濯するからこそ、ストレスなく。

    画像: 100%植物由来成分のがんこ本舗の洗濯用洗剤「海へ」

    100%植物由来成分のがんこ本舗の洗濯用洗剤「海へ」

    画像: 着替えや体操着は保育園準備のかごに

    着替えや体操着は保育園準備のかごに

    松場さん一家のシンプルな段取り 03
    保育園の準備はひとりずつかごにまとめて
    朝はカバンに入れるだけ、忘れ物もなし

    連絡ノートや手ふきタオル、歯ブラシセットなど、保育園は持ち物が多いので、ひとりずつ色分けしたかごに入れて準備。

    「いまは奈々と木子のふたりですが、最大4人が保育園に通っていたので準備が大変でした。ひと目で自分のかごがわかるので、朝の着替えもここに。かごが空っぽになれば、忘れ物なし。わかりやすいです」

    画像: かごの一番上に着替えを置いて、段取りよく

    かごの一番上に着替えを置いて、段取りよく

    画像: 朝は着替えて、カバンに持ち物を入れたら準備完了。色分けしてあるので、持ち物を間違えることなく、自分でできる

    朝は着替えて、カバンに持ち物を入れたら準備完了。色分けしてあるので、持ち物を間違えることなく、自分でできる

    松場さん一家のシンプルな段取り 04
    洋服はハンガーにかけてファミリークロークへ
    たたむ手間、探す手間から解放

    衣類を洗濯・乾燥したら、松場さんがハンガーにかけてラックへ。

    当番の子がラックごと移動し、ファミリークロークへ戻します。

    「以前は1枚ずつたたんでいましたが、子どもたちが着替えを探すときに散らかるんです。ハンガーならひと目でわかるので、子どもたちは自分で見つけて着替えます」

    アイロンやミシンもクロークで。

    画像: 乾燥機からかごに移し、ラックにまとめる。たたむ手間をなくしスピードアップ

    乾燥機からかごに移し、ラックにまとめる。たたむ手間をなくしスピードアップ

    画像: クロークは家族それぞれにエリア分けしてあるので、ラックで入口まで運んで元に戻していく

    クロークは家族それぞれにエリア分けしてあるので、ラックで入口まで運んで元に戻していく

    松場さん一家のシンプルな段取り 05
    お茶はジャグにたっぷり1日分用意
    だれでも自由に飲めて冷蔵庫の開閉も減少

    1日でほぼ3Lのお茶がなくなるので、大きなジャグに入れて、だれでも自由に飲めるように。

    「夏はジャグに氷を入れておけば、冷たいままキープできます。ガラスのジャーと違って割れる心配がなく、冷蔵庫の開け閉めも減りました」

    夏は麦茶が定番。冬は番茶を入れ、飲むときに薪ストーブにカップをのせて温めることも。

    画像: 朝お茶を淹れて大容量のジャグに。「たっぷり入るので何度も沸かす手間がなくなりました」

    朝お茶を淹れて大容量のジャグに。「たっぷり入るので何度も沸かす手間がなくなりました」

    画像: 末っ子の木子ちゃんもジャグなら自分で飲める

    末っ子の木子ちゃんもジャグなら自分で飲める



    〈撮影/渡邉英守 取材・文/宮下亜紀〉

    松場奈緒子(まつば・なおこ)
    結婚・出産を機に東京から島根・大森町にUターン。両親が創業した「石見銀山 群言堂」のスタッフを経て、放課後子ども教室の運営、保育園の理事も務め、地域の子育てをサポート。Eテレ「子育て まち育て 石見銀山物語」に家族で出演中。天然生活YouTubeチャンネル「松場さん家の手仕事つなぎ」公開中。
    インスタグラム@naoko_matsuba

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



    This article is a sponsored article by
    ''.