(『天然生活』2023年1月号掲載)
松場さんの“困らない”ための小さな段取り 01
薪ストーブは間伐材を利用して
暖房を薪ストーブに変えて2年、地域の間伐材を手頃に手に入れてストックしています。
「以前は買い物に出るたび、ポリタンクで灯油を買っていたので手間がかかりました。電気やガスもいらないし、災害時にライフラインが止まっても安心。煮炊きもできて便利です」
松場さんの“困らない”ための小さな段取り 02
いざという時に助かる食材ストック
家族は多いものの、しょっちゅう買い出しに行けないので、パスタなどの麺類や缶詰、ナッツといった日持ちする食材をストック。
ふだんの食卓にも、急な来客にも重宝。
「お団子や寒天の粉があると、子どもたちがいっぱい来たときに、一緒におやつをつくれていいですよ」
松場さんの“困らない”ための小さな段取り 03
頂いたタオルは雑巾に
お年賀などで頂くタオルはミシンで縫って雑巾に。
「学期ごとに小学校に持っていかないといけないので、つくりおきしてストック」
家で使う雑巾は使い古した手ふきタオルを生かして。
「子どもが泥だらけで帰ったり、猫が粗相をしたり、何かにつけて必要です」
松場さんの“困らない”ための小さな段取り 04
牛乳と卵は定期便に
毎日の食卓に欠かせない牛乳と卵は、生協の定期便に切り替え。
「これまでは買い出し時に買っていましたが、重たいし、持ち歩きにも気を使う。絶対に切らしたくないので、定期便が安心。どんな料理にも使えるから、たくさんあっても足りないくらいです」
松場さんの“困らない”ための小さな段取り 05
コンポストでごみを減らす
地元でモニター募集があったコンポスト“キエーロ”を生ごみ処理に活用。
「以前はすべて燃えるごみで出していたのですが、いまはにおいも気にならず、袋も軽くなって、ごみ出しが楽です。きれいに分解されて消えるので、マンションのベランダでも使いやすいと思います」
松場さんの“困らない”ための小さな段取り 06
連絡板で家族の予定をチェック
小学校や保育園などのお知らせは1カ所に貼り出して確認。
家族みんなが目を通せるように。
「運動会のような大きな行事はスマホにメモできますが、持ち物などの細かいお知らせまでは把握しきれないので、いつでもひと目で見られるように。うっかり忘れない工夫です」
〈撮影/渡邉英守 取材・文/宮下亜紀〉
松場奈緒子(まつば・なおこ)
結婚・出産を機に東京から島根・大森町にUターン。両親が創業した「石見銀山 群言堂」のスタッフを経て、放課後子ども教室の運営、保育園の理事も務め、地域の子育てをサポート。Eテレ「子育て まち育て 石見銀山物語」に家族で出演中。天然生活YouTubeチャンネル「松場さん家の手仕事つなぎ」公開中。
インスタグラム@naoko_matsuba
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです