• 棚一枚、フックひとつを取り付けるくらいの“ちょっとしたDIY”でも、心地いい暮らしのためのベースはつくることができます。フリーランスのライフコーチとして活躍する木山理絵さんに、賃貸でもできる「有孔ボード」を使ったキッチンのDIYと、心地いい暮らしのつくり方を聞きました。
    (『暮らしのまんなか』vol.40より)

    木山さんの“心地いいキッチン”をつくるDIYアイテム

    有孔ボード
    フック
    つっぱり棒
    結束バンド

    手を動かし、心地よく暮らすためのベースづくりを

    夕方6時になると、夕飯の準備を始めるという木山さん。

    きゅうりのナンプラー漬けや、なすのきんぴらなど、常備菜をストックしているので、あとはメインのおかずをつくるだけ。

    キッチンの中央に置いたワゴンの上におかずを並べると、12歳の寛太くんと10歳の仁太くん、5歳の燦ちゃんが、食卓まで運んでくれます。

    「これ、『イケア』のワゴンに、水色にペイントした有孔ボードを取り付けたんです。リビング側からは、ごちゃつきが見えないでしょう?」

    木山さんの“ちょこっとDIY”
    キッチンワゴンに有孔ボードを張って
    目隠し&いたずら防止

    画像: 5人家族のわりにはキッチンが小さく、調理台が狭いので、「イケア」のキッチンワゴンをアイランドキッチン風に配置。水色に塗った有孔ボードを背面に張り、目隠し&いたずら防止に

    5人家族のわりにはキッチンが小さく、調理台が狭いので、「イケア」のキッチンワゴンをアイランドキッチン風に配置。水色に塗った有孔ボードを背面に張り、目隠し&いたずら防止に

    画像: ワゴンのリビング側だけに有孔ボードを釘で固定。中身が見えずすっきり

    ワゴンのリビング側だけに有孔ボードを釘で固定。中身が見えずすっきり

    実は、こんなふうに余裕をもってキッチンに立てるようになったのは、ここ2〜3年のことなのだとか。

    長年、教員として働いてきた木山さん。

    3年前に教員を辞め、いまはフリーランスのライフコーチとして活動をされています。

    時間を自分で調整できるので、午前中に集中してやらなければいけないことをすませ、夜は仕事をしないと決めたそう。

    こうして子どもたちと笑顔でおしゃべりしながら、夕飯の準備ができるようになったというわけです。

    小さな不便を無視せず、すぐに手を動かして解決

    狭いキッチンでは、よく使うものは、すぐ手が届くところに置いておきたい。

    そこで、あのキッチンワゴンに張った有孔ボードの余りをシンク前にはめ込んでみたら、サイズがぴったり!

    穴にフックを取り付けて、調理道具を吊るせるように工夫しました。

    「ここがちょっと不便」「もうちょっとこうだったらいいのにな」と感じたら、すぐに手を動かします。

    木山さんの“ちょこっとDIY”
    シンク前は有孔ボード+フックで
    「調理道具」を吊るせるスペースに

    画像: 木山さんの“ちょこっとDIY” シンク前は有孔ボード+フックで 「調理道具」を吊るせるスペースに
    画像: 有孔ボード用のフックを取り付けて、調理道具などを吊るしておく

    有孔ボード用のフックを取り付けて、調理道具などを吊るしておく

    画像: つっぱり棒を縦に取り付け、これに結束バンドで有孔ボードを固定

    つっぱり棒を縦に取り付け、これに結束バンドで有孔ボードを固定

    〈撮影/山川修一 編集・取材・文/一田憲子〉

    本記事は別冊天然生活『暮らしのまんなか』vol.40からの抜粋です。

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    画像: 「有孔ボード」1枚でキッチンが快適に。小さな不便に気づいたら“手を動かして”暮らしをもっと心地よく/ライフコーチ・木山理絵さん

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    ◆「時間」に乗っ取られない暮らし方◆

    やらなくてはいけないことが次々生まれて、一日があっという間に終わってしまう。

    そんな時間に追いかけられる生活から、自分の手でハンドルを握り、時間を管理し、穏やかな気持ちで過ごす暮らしへ切り替えるには、どうしたらいいのでしょう?

    『暮らしのまんなか』vol.40では、時間を自分の手で分解し、足し算引き算し、試行錯誤を繰り返すなかで、自分を豊かにする時間を生み出した暮らし上手な5人を取材。

    また、しまいやすい収納、片づけやすい動線など、心地よく暮らすのための「見えない仕組み」を持つ素敵に暮らす4人と、ちょっとしたDIYで快適な暮らしを送る3人を紹介しています。



    木山理絵(きやま・りえ)
    小学校教員として4年間勤務したのち退職。夫とふたりでバックパックを背負って世界一周旅行へ。帰国後、復職。40歳を迎え、自分の生き方、働き方に疑問を持ち退職。ライフコーチとして独立し、人生の歩き方を応援伴走している。
    インスタグラム@kiyama_rie

    ※記事中の情報は取材時のものです



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