(『暮らしのまんなか』vol.40より)
木山さんの“心地いいキッチン”をつくるDIYアイテム
● 有孔ボード
● フック
● つっぱり棒
● 結束バンド
● 釘
手を動かし、心地よく暮らすためのベースづくりを
夕方6時になると、夕飯の準備を始めるという木山さん。
きゅうりのナンプラー漬けや、なすのきんぴらなど、常備菜をストックしているので、あとはメインのおかずをつくるだけ。
キッチンの中央に置いたワゴンの上におかずを並べると、12歳の寛太くんと10歳の仁太くん、5歳の燦ちゃんが、食卓まで運んでくれます。
「これ、『イケア』のワゴンに、水色にペイントした有孔ボードを取り付けたんです。リビング側からは、ごちゃつきが見えないでしょう?」
木山さんの“ちょこっとDIY”
キッチンワゴンに有孔ボードを張って
目隠し&いたずら防止
実は、こんなふうに余裕をもってキッチンに立てるようになったのは、ここ2〜3年のことなのだとか。
長年、教員として働いてきた木山さん。
3年前に教員を辞め、いまはフリーランスのライフコーチとして活動をされています。
時間を自分で調整できるので、午前中に集中してやらなければいけないことをすませ、夜は仕事をしないと決めたそう。
こうして子どもたちと笑顔でおしゃべりしながら、夕飯の準備ができるようになったというわけです。
小さな不便を無視せず、すぐに手を動かして解決
狭いキッチンでは、よく使うものは、すぐ手が届くところに置いておきたい。
そこで、あのキッチンワゴンに張った有孔ボードの余りをシンク前にはめ込んでみたら、サイズがぴったり!
穴にフックを取り付けて、調理道具を吊るせるように工夫しました。
「ここがちょっと不便」「もうちょっとこうだったらいいのにな」と感じたら、すぐに手を動かします。
木山さんの“ちょこっとDIY”
シンク前は有孔ボード+フックで
「調理道具」を吊るせるスペースに
〈撮影/山川修一 編集・取材・文/一田憲子〉
本記事は別冊天然生活『暮らしのまんなか』vol.40からの抜粋です。
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◆「時間」に乗っ取られない暮らし方◆
やらなくてはいけないことが次々生まれて、一日があっという間に終わってしまう。
そんな時間に追いかけられる生活から、自分の手でハンドルを握り、時間を管理し、穏やかな気持ちで過ごす暮らしへ切り替えるには、どうしたらいいのでしょう?
『暮らしのまんなか』vol.40では、時間を自分の手で分解し、足し算引き算し、試行錯誤を繰り返すなかで、自分を豊かにする時間を生み出した暮らし上手な5人を取材。
また、しまいやすい収納、片づけやすい動線など、心地よく暮らすのための「見えない仕組み」を持つ素敵に暮らす4人と、ちょっとしたDIYで快適な暮らしを送る3人を紹介しています。
木山理絵(きやま・りえ)
小学校教員として4年間勤務したのち退職。夫とふたりでバックパックを背負って世界一周旅行へ。帰国後、復職。40歳を迎え、自分の生き方、働き方に疑問を持ち退職。ライフコーチとして独立し、人生の歩き方を応援伴走している。
インスタグラム@kiyama_rie
※記事中の情報は取材時のものです