• 棚一枚、フックひとつを取り付けるくらいの“ちょっとしたDIY”でも、心地いい暮らしのためのベースはつくることができます。フリーランスのライフコーチとして活躍する木山理絵さんに、「DIYの楽しさ」に目覚めたきっかけや、手を動かし心地いい暮らしをつくる上で大事なことを聞きました。
    (『暮らしのまんなか』vol.40より)

    念願のひとり暮らしを機にDIYの楽しさに目覚めて

    厳しいご両親の下で育ち、優等生の自分がずっと嫌だったそうです。

    大学入学を機に長崎から福岡へ。念願のひとり暮らしを始めて、カーテンを付けたり、棚を設置したりと、DIYの楽しさを知りました。

    その後、いまの夫と出会い、バックパックの旅へ。世界がぐんと広がったそう。

    木山さんの“ちょこっとDIY”
    引き戸の扉を外して
    開け閉めが楽なカーテン式に

    画像: 洗濯機と冷蔵庫置き場のここは、かつて引き戸が付いていた。いちいち開け閉めするのが面倒なので、扉を外してカーテンに

    洗濯機と冷蔵庫置き場のここは、かつて引き戸が付いていた。いちいち開け閉めするのが面倒なので、扉を外してカーテンに

    画像: 来客時以外は開けっぱなしに。過ごし方に合わせてそんなメリハリがつけられるのもカーテンのよさ

    来客時以外は開けっぱなしに。過ごし方に合わせてそんなメリハリがつけられるのもカーテンのよさ

    「私、パッキングが得意なんですよ」と木山さん。

    最低限必要なものを見極め、アイテムごとにグルーピングして、規則正しくバッグの中に収める……。

    そんな旅支度が訓練となり、いまも自宅を整える際、過ごし方に合わせて「時間をパッキングするつもり」で、整理整頓をするのだとか。

    画像: 家族で食事をするのも、子どもたちが宿題をしたり遊ぶのも、すべてこのリビングで。光が差し込む窓辺に東京のショップ「ルンタ」でオーダーし、インドで家具職人につくってもらったダイニングテーブルを配置。毎朝5 時に起きるという木山さん。朝は自分が一番好きなことをする時間にしている

    家族で食事をするのも、子どもたちが宿題をしたり遊ぶのも、すべてこのリビングで。光が差し込む窓辺に東京のショップ「ルンタ」でオーダーし、インドで家具職人につくってもらったダイニングテーブルを配置。毎朝5 時に起きるという木山さん。朝は自分が一番好きなことをする時間にしている

    諦めずに手を動かせば、暮らしはいい方へ変わる

    DIYも片づけも、そして仕事や暮らし方も、「あ〜あ、うまくいかないな」とため息をつくより、まずは「いまできること」を見つけることで、一歩前に進むことができます。

    効果的な方法や早道を探すよりも、手を動かせば、きっと状況はいい方へ変わる。

    木山さんの笑顔が、そんな確実さを物語っているようでした。

    木山さんの“ちょこっとDIY”
    子どもの勉強コーナーだった場所を
    はがせる壁紙でイメージチェンジ

    画像: リビング奥の壁面は、以前は子どもたちの勉強コーナー。子ども部屋をつくったのを機にネイビーの壁紙を張ってイメージチェンジ

    リビング奥の壁面は、以前は子どもたちの勉強コーナー。子ども部屋をつくったのを機にネイビーの壁紙を張ってイメージチェンジ

    〈撮影/山川修一 編集・取材・文/一田憲子〉

    本記事は別冊天然生活『暮らしのまんなか』vol.40からの抜粋です。

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    画像: “ちょこっとDIY”で少しずつ暮らしを改善。手を動かして、工夫して「心地いい暮らし」をあきらめない/ライフコーチ・木山理絵さん

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    ◆「時間」に乗っ取られない暮らし方◆

    やらなくてはいけないことが次々生まれて、一日があっという間に終わってしまう。

    そんな時間に追いかけられる生活から、自分の手でハンドルを握り、時間を管理し、穏やかな気持ちで過ごす暮らしへ切り替えるには、どうしたらいいのでしょう?

    『暮らしのまんなか』vol.40では、時間を自分の手で分解し、足し算引き算し、試行錯誤を繰り返すなかで、自分を豊かにする時間を生み出した暮らし上手な5人を取材。

    また、しまいやすい収納、片づけやすい動線など、心地よく暮らすのための「見えない仕組み」を持つ素敵に暮らす4人と、ちょっとしたDIYで快適な暮らしを送る3人を紹介しています。



    木山理絵(きやま・りえ)
    小学校教員として4年間勤務したのち退職。夫とふたりでバックパックを背負って世界一周旅行へ。帰国後、復職。40歳を迎え、自分の生き方、働き方に疑問を持ち退職。ライフコーチとして独立し、人生の歩き方を応援伴走している。
    インスタグラム@kiyama_rie

    ※記事中の情報は取材時のものです



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