(『天然生活』2025年1月号掲載)
体の「中心」を育てる体操
体の「中心」は「幸せをつくり出そうとする意識」が生まれる場所。
体でいえば重心であり、そこに体の各パーツをそろえ安定させてあげることで、心も安定してきます。おへそから指3~4本分下にある丹田を常に意識しながら生活できるようになることが目標です。
「丹田が難しければ、おなかに意識を集めるようにしてみてください。イライラしたり感情的になったり、気がのぼりやすい人も、体の中心を感じられるようになると心がどっしり落ち着いてきます。横や縦にゆれる動きは、シェイプアップにもなりますよ」
呼吸を利用して意図的に緊張を「出し入れ」する方法も知っておくと、日常で役立ちます。
「全力で緊張させてから脱力することで、効果的に体をゆるめることができます。力みを感じたときにぜひやってみてください。そのあとの腹式呼吸もセットで行い、中心への意識を深めましょう」
体の中心を感じよう
おなか(丹田)に意識を集め、体の中心を感じることで、心が安定。
意図的に緊張と緩和を繰り返し、「ゆるめ方」も身につけます。
横にゆれる <1分>
1 手を腰にあて、脚は肩幅より少し広めに開いて、富士山をまたぐイメージを持つ。左右交互に重心を移動させてゆれる。
【ポイント】腰痛の人は、腰を丸めぎみに行う
↓
縦にゆれる <30秒×2>
2 片方の脚を前に出し、富士山をまたぐイメージで脚を前後に開く。前後に重心を移動させてゆれる。脚を替えて反対側も同様に行う。
【ポイント】体がねじれないように、おへそは常に正面に向ける
* * *
呼吸を使って全身に力を入れてゆっくり抜く <1分>
1 鼻から息を吸いながら肩を上げ、全身に力を入れる。口から息を吐きながら肩を下げ、全身の力をゆっくり抜く。寝ながら行ってもOK。
【ポイント】鼻から息を吸って口から息を吐く
↓
腹腰に呼吸を入れる <1分>
2 おなかと腰に空気を入れるように、鼻から息を吸い、口からゆっくり吐く。腰に手をあてながら行うと、空気を入れるイメージがつかみやすい。
【ポイント】腰痛の人は呼吸を面に入れるイメージで
次回は、「おなかと腰をぶらぶらさせて、メンタルを安定させる体操」をお届けします。
<監修/片寄陽平 取材・文/熊坂麻美 イラスト/はまだなぎさ>
片寄陽平(かたより・ようへい)
きゆるぎ治療院院長。喜柔生流宗家。カイロプラクティック、気功、整体、柔道整復師などの資格を持つ。2006年表参道にきゆるぎ治療院を開設。施術やセミナーを通じて、多くの人の輝きを引き出せるよう指導している。インスタグラム@kiyurugi
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
イベントのお知らせ
◇36期『心と体の癒し人養成講座』
◻︎Stage1「体の復活」
Stage1は、あらゆる問題を解決できるようになるための第一歩。まずは「体(外側)」に顕れている問題を見つけ、解決することから学び始めます。私たちの体や動きには、必ず自分の意識の「どこか」が結ばれています。そのどこかとは、神聖な魂であったり、ネガティブな想念であったり。体の状態や動きを整え、体に顕れている問題を解決することは、単に体調を良くするということだけでなく、人生を“うまくいかなくさせている意識(内側)の癖”を見つけ、変えていくことなのです。また、内側を変えようとするのは目に見えにくい分、容易ではありませんが、外側を変えるのは、さほど難しいことではありません。そこで、人生全体を好転させるにしても、まずは体から。いまのご自分の体が「意識のどの部分と結ばれているのか?」現在の状態を正しく知るところからスタートし、「そもそもなぜ人は調子が悪くなるのか?」「癒すとはどこに向かわせることなのか?」など、根源的なお話も交えながら、体の中に溜まっているコリをじっくりと取り除いていかれる充実の一日。健康状態や美容や運動能力の向上はもちろん、人間関係や経済の状態まで改善させて、人生を復活させる第一歩となるのが、Stage1です。
日時:2025年1月12日(日) 11:00〜16:00 ※終了しました
参加費:10,000円(税込み11,000円)
場所:都内(お気軽にお問い合わせください)
【詳細はこちら】
https://www.kiyurugi.com/kiyurugichiryoin/
【お問合わせ】
mail:chiryoin@kiyurugi.com 電話:03-3498-9218(治療院)
【次回のイベントはこちら】
◻︎Stage2「心の復活」
日時:2025年2月8日(土)~ 9日(日)
◻︎Stage3「人生の復活(制限を外し人生を拡大する)~問題を創り出す記憶の痛みを癒す~」
日時:2025年3月8日(土)~ 9日(日)