(『天然生活』2024年3月号掲載)
生活改善運動で心がけた「体験・経験」4つの改善
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
【生活改善運動】体験・経験01
生地屋さんに行ってみる
手づくりが身近になると、毎日が豊かに。まずは生地屋さんに出向いてみては。
「素敵な生地や洋裁好きの人たちの熱に触れると、創作意欲が目覚めてワクワクします」
裁縫が苦手だった安達さん。上質なリネンでローブをつくったら新しい世界の扉が開いたそう。
「手を動かし、工夫を探求していく作業がとにかく楽しく、いやしにもなると思います」
【生活改善運動】体験・経験02
自転車に乗る
行動範囲が格段に広がる自転車は生活を大きく変えるきっかけになります。
「電動自転車は私のように体力も根気もない人におすすめ。好きなルートで移動できるのはストレスフリーだし、自転車に乗ること自体が気持ちいい。自分で遠くまで行ける喜びを知ってさまざまなコンプレックスから解放されました」
安達さんはいまではロードバイクも所有し、自転車の冒険を楽しんでいます。
【生活改善運動】体験・経験03
カメラを日常に
ずっと欲しかったというカメラを手に入れて、安達さんの生活に彩りが加わりました。
「スマートフォンで撮る写真はきれいすぎて平坦な感じがするけれど、カメラの写真は段違いにいい。何気ない日常を見たままにも、味わい深くも記録できて、好きな景色を探しに散歩するのが一層楽しくなりました。私の腕でもいい感じの写真になるので、友達を撮ってあげるととても喜ばれます」
【生活改善運動】体験・経験04
美容院は思ったより行っていい
これまで、美容院に行くのは3カ月に1度ほどだったという安達さん。最近は「もっと行っていい」と思うように。
「以前は自分なんかにもったいないと思っていたけれど、髪形を変えると気持ちも大きく変わることに改めて気づいて。いまは頻度を決めず、行きたいときに行くようにしています。プロの手で魔法をかけてもらう感覚は格別です」
〈監修・撮影/安達茉莉子 取材・文/熊坂麻美 イラスト/カトウミナエ〉
安達茉莉子(あだち・まりこ)
作家、文筆家。著書に『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』(三輪舎)、『臆病者の自転車生活』(亜紀書房)など。『書きあぐねて山河あり』(集英社『すばる』)などを連載中。
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※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです