子どものころからのり弁を愛してやまない、料理研究家の杵島直美さん。そんな杵島さんに、最高ののり弁のつくり方を教わります。今回紹介するのは「おふくろの味」ののり弁。無理なく、楽しく、おいしく、段取りよくつくるコツを伺います。
(『天然生活』2021年4月号掲載)
(『天然生活』2021年4月号掲載)
「おふくろの味」ののり弁の詰め方
それでは、つくったおかずを詰めていきましょう。のりを使った“仕切り”のつくり方のコツも紹介します。
〈お弁当箱に詰めるもの〉
- 炒り鶏
- かつおふりかけ
- 絹さや(筋を除いて塩ゆでしたもの)
- 梅干し 1個
- 焼きのり 2/3枚
- 温かいごはん 200g以上
1 弁当箱の2/3の面積にごはんを詰め、半分の高さに長めに切ってしょうゆをつけたのりをのせてからごはんを詰める。
2 空いている部分に炒り鶏を詰め、絹さやを添える。
3 ごはんの上に梅干しをのせ、空いているところにしょうゆをつけたのりをのせる。
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ごはんの上に、長めに切ったのりをのせると、仕切りにもなる。食べられるものを仕切りにすることを習慣にすると、余計なごみも出ません
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天然生活2025年4月号では「お弁当」の特集をしています。あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。
〈料理/杵島直美 写真/公文美和 スタイリング/竹内万貴 取材・文/吉田佳代〉
杵島直美(きじま・なおみ)
料理研究家。母である故・村上昭子氏より、伝統的な家庭料理や保存食を受け継ぎ、時代に合わせた提案を続けている。息子は、同じく料理研究家のきじまりゅうた。著書に『日本一美味しいのり弁の作り方』(日東書院本社)ほか多数。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです