（『天然生活』2021年4月号掲載）
「ちくわの磯辺揚げのり弁」のつくり方
「お弁当屋さんでも人気のちくわの磯辺揚げのり弁です。衣で余った卵は炒り玉子に。磯辺揚げの油はこして炒り玉子とソテーにも」
紹介するのり弁のレシピについて
※お弁当に詰めるおかずは、1回の分量の目安、またはつくりやすい分量で記しています。ごはん、焼きのりの分量も、あくまで目安です。お手持ちのお弁当箱に合わせて、適宜調整してください。
※使用している小さいフライパンはすべて直径18cmのものです。
おかず その1
ちくわの磯辺揚げのつくり方
おでんや煮ものに使う太いちくわを短時間で表面をカリッと揚げます。
材料（1人分）
| ● ちくわ | 太1本 |
| ● 卵 | 1個 |
| ● 青のり | 小さじ1/3 |
| ● 衣（小麦粉大さじ2強、溶き卵大さじ1、水大さじ1） | |
| ● 揚げ油 | 適宜 |
つくり方
１ ちくわは長さを半分に切り、それぞれを縦半分に切って4等分にする。
２ ボウルに卵1個を溶きほぐして大さじ1を取り分け、衣の材料と合わせる。青のりも混ぜ、１を入れてからめる（※残った卵は炒り玉子に）。
３ 小さめのフライパンに高さ1cm程度まで揚げ油を入れて中火にかける。中温（170℃）に熱して２を入れ、30秒ほどたったら上下を返してさらに30秒ほど揚げて取り出し、油をきる。
おかず その2
炒り玉子のつくり方
磯辺揚げの衣で余った卵もむだなく炒り玉子に。彩りにも。
材料とつくり方（1人分）
１ 取り分けておいた溶き卵に塩、こしょう各少々を加え混ぜる。
２ 小さめのフライパンにサラダ油小さじ1を入れて熱し、卵液を流し入れる。一呼吸おいて大きく混ぜ、ふんわりした炒り玉子にして取り出す。
おかず その3
アスパラガスとハムのソテーのつくり方
アスパラはゆでずに炒めるので、水と酒を加えてじかに蒸し炒めに。
材料（1人分）
| ● アスパラガス | 2〜3本 |
| ● ハム | 2〜3枚 |
| A | |
| ・塩、こしょう | 各少々 |
| ・酒、水 | 各大さじ1 |
| ● サラダ油 | 小さじ1 |
つくり方
１ アスパラガスはピーラーでざっと皮をむいて1cm幅の斜め切り、ハムは放射状に8等分する。
２ 炒り玉子のフライパンにサラダ油を熱してアスパラの茎、穂先の順に炒め、Aを加えて蒸し炒めにする。汁けがなくなってきたらハムを加えて炒め合わせる。
▼最高の「のり弁」レシピ一覧はこちら
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天然生活2025年4月号では「お弁当」の特集をしています。あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。
〈料理／杵島直美 写真／公文美和 スタイリング／竹内万貴 取材・文／吉田佳代〉
杵島直美（きじま・なおみ）
料理研究家。母である故・村上昭子氏より、伝統的な家庭料理や保存食を受け継ぎ、時代に合わせた提案を続けている。息子は、同じく料理研究家のきじまりゅうた。著書に『日本一美味しいのり弁の作り方』（日東書院本社）ほか多数。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
