さまざまなご縁が重なって始まった、根室でのVOSTOK labo・野﨑敬子さんと中村美也子さんのお菓子づくり。自然、光、空気。土地の、人の、魅力。ふたりのフィルターを通すと、そのすべてがお菓子に変わります。
(『天然生活』2022年1月号掲載)
(『天然生活』2022年1月号掲載)
根室の暮らし教えてください!
Q:根室のどんなところに、ひかれますか?
A:根室では暮らしのすぐそばに、原生植物や野生動物の営みがあります。自然と人とがほどよい距離感で結ばれているところや、健やかな未来を見つめこの土地を耕し生きる方々との出会いに魅力を感じています。
Q:根室に暮らして、意識の変化はありましたか?
A:自然にはさまざまな叡智が秘められていて、そのなかで私たちは生かされ成長していることを強く認識するようになりました。ものの選び方や捉え方が以前より多角的になったようです。
Q:毎日の暮らしで、大切にしていることはなんですか?
A:日々の忙しさにかまけて、当たり前のことを忘れがちになる私たち。そんなときは、自然のなかに身を置いて、深呼吸を。ぼんやりと考えたり、五感から得る体験から素の自分を知る時間をもつようにしています。
Q:おふたりの考える理想の「小さな暮らし」とは?
A:小さな営みも世界に繫がりめぐっているということを、この土地での暮らしから教わりました。私たちもその循環のひとつとして、だれかのハッピーに繫がっていればいいなと思っています。
<撮影/VOSTOK labo 取材・文/遊馬里江>
VOSTOK labo 野﨑敬子さん・中村美也子(ゔぉすとーく・らぼ、のざきけいこ・なかむらみやこ)
アトリエ VOSTOK labo主宰。道東を中心とした食材を使った、お茶の時間に愉しむお菓子を発信中。https://vostoklabo.theshop.jp/、インスタグラム@voxtok_labo
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです