結婚や出産など、人生の大きな節目とともに、さまざまな変化を遂げてきた仕事の在り方。いまも自分のペースで働くミアズブレッド店主の森田三和さんに話を聞きました。
(『天然生活』2023年3月号掲載)
(『天然生活』2023年3月号掲載)
森田さん 仕事の年表
1979年(17歳) | 高校生のときにパンを焼き始める |
1981年(19歳) | 大学でデザインを学ぶかたわら、気分転換のパンづくりにのめり込む |
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創作ノートには好きな絵や写真を
1985年(23歳) | 雑貨店をオープン。ひとり暮らしをきっかけに、パンづくりが日常に。友人からオーダーを受け始める。その後、デザインやテキスタイルの仕事をしながらパンを焼きつづける |
1989年(27歳) | 結婚。新しいオーブンを買い、さらにオーダーが増える |
1996年(33歳) | ふたり目の子どもを出産後、パンづくりに専念 |
1997年(34歳) | ミアズブレッドをオープン。3台あったオーブンは、最終的に6台に |
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店のロゴや看板も自分でデザイン
2017年(55歳) | 離婚後、店をならまちに移転。会社を設立 |
現在 | パンづくりのほか、デザインやエッセイなどにも取り組む |
仕事の助けになったもの
作業に集中するための音楽
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パンづくりは必ずCDをかけて。
「リズムに合わせて焼き上がるような、作業がくるくるできるゾーンに入ります!」
お気に入りは、ミドルテンポのジャック・ジョンソン。
<撮影/伊藤 信 取材・文/山形恭子>
森田三和(もりた・みわ)
奈良のならまちで育つ。大阪芸術大学デザイン学科卒。学生時代からパンを焼き始め、1997年に奈良市佐紀町にて「ミアズブレッド」をオープン。野菜が主役のサンドイッチが名物に。2017年にならまちに移転。1男1女の母。著書に『ミアズブレッドのパンとサンドイッチ』(扶桑社)、『サンドイッチブルース』(ループ舎)など。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです