• 30年以上お弁当をつくり続け、300個以上のお弁当箱を使った経験を持つお弁当コンサルタントの野上優佳子さんは、「お弁当は好きなようにつくるのがいちばん」と話します。お弁当のおいしそうな詰め方のコツを教えていただきました。
    (『天然生活』2023年4月号掲載)

    ほんの少しの工夫で、見栄えがアップ

    自分がおいしく味わえればよし。細かいことは気にしないのが一番。

    「切り方を工夫したり、盛り方を変えたりするだけで、見栄えはいくらでもアップします。つくりつづけるほど、よりおいしそうなお弁当に」

    画像: 「お弁当は、好きなようにつくるのが一番。個人的には“茶色一色のお弁当、最高”って思っています」

    「お弁当は、好きなようにつくるのが一番。個人的には“茶色一色のお弁当、最高”って思っています」

    おいしそうなお弁当の詰め方

    せっかくつくったお弁当、おかずを全部見せてあげたいから、野上さんのおすすめは“斜め詰め”

    イメージは、コンサートホールの座席。差し込むように詰めていけば、どのおかずも一度に見わたせます。

    「表情がかわいい輪切り野菜は、仕切り代わり&すき間おかずとして」

    おかず

    画像: おかず

    ●ハンバーグ ●玉子焼き ●ほうれんそうのごまあえ ●輪切りにした素焼き野菜(れんこん、にんじん、さつまいもなど) ●冷凍野菜(ブロッコリー、枝豆など)

    おかずの詰め方

     ごはんを斜めに詰める。盛りつけ用さい箸で整えるとよい。

    画像1: おかずの詰め方

     最初にメインのおかずのハンバーグを詰める。そぎ切りにすると詰めやすく食べやすい。

    画像2: おかずの詰め方

     切り分けた玉子焼きを、ごはんと高さがそろうように、2段に重ねて詰める。

    画像3: おかずの詰め方

     カップを使う場合、中央まで切り込みを入れ、写真のように重ねてすき間に合わせると詰めやすい。

    画像: 切り込みを入れる

    切り込みを入れる

     のカップにほうれんそうのごまあえを入れる。キッチンペーパーにのせて汁けを取るとよい。

    画像4: おかずの詰め方

     すき間に素焼き野菜を詰める。輪切りにしてあると詰めやすい。

    画像: すき間をつくる

    すき間をつくる

     さい箸で整え、細かいすき間にソテーした冷凍野菜などを詰める。

    画像5: おかずの詰め方

     ごはんに黒ごま、ハンバーグにソースをかけてでき上がり。

    画像: でき上がり!

    でき上がり!



    〈監修/野上優佳子 撮影/星 亘 取材・文/福山雅美〉

    野上優佳子(のがみ・ゆかこ)
    30年以上お弁当をつくりつづけ、300個以上のお弁当箱を使用した経験をもつ。お弁当に特化したレシピ本も多数執筆。
    https://mealinsight.com/

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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    天然生活2025年4月号では、お弁当の特集をしています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。

    『天然生活2025年4月号』(扶桑社・刊)

    画像: おいしそうに見える「お弁当」の詰め方・実践編。おすすめの“斜め詰め”を解説/お弁当コンサルタント・野上優佳子さん

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