(『天然生活』2023年4月号掲載)
ほんの少しの工夫で、見栄えがアップ
自分がおいしく味わえればよし。細かいことは気にしないのが一番。
「切り方を工夫したり、盛り方を変えたりするだけで、見栄えはいくらでもアップします。つくりつづけるほど、よりおいしそうなお弁当に」

「お弁当は、好きなようにつくるのが一番。個人的には“茶色一色のお弁当、最高”って思っています」
おいしそうなお弁当の詰め方
せっかくつくったお弁当、おかずを全部見せてあげたいから、野上さんのおすすめは“斜め詰め”。
イメージは、コンサートホールの座席。差し込むように詰めていけば、どのおかずも一度に見わたせます。
「表情がかわいい輪切り野菜は、仕切り代わり&すき間おかずとして」
おかず

●ハンバーグ ●玉子焼き ●ほうれんそうのごまあえ ●輪切りにした素焼き野菜(れんこん、にんじん、さつまいもなど) ●冷凍野菜(ブロッコリー、枝豆など)
おかずの詰め方
1 ごはんを斜めに詰める。盛りつけ用さい箸で整えるとよい。

2 最初にメインのおかずのハンバーグを詰める。そぎ切りにすると詰めやすく食べやすい。

3 切り分けた玉子焼きを、ごはんと高さがそろうように、2段に重ねて詰める。

4 カップを使う場合、中央まで切り込みを入れ、写真のように重ねてすき間に合わせると詰めやすい。

切り込みを入れる
5 4のカップにほうれんそうのごまあえを入れる。キッチンペーパーにのせて汁けを取るとよい。

6 すき間に素焼き野菜を詰める。輪切りにしてあると詰めやすい。

すき間をつくる
7 さい箸で整え、細かいすき間にソテーした冷凍野菜などを詰める。

8 ごはんに黒ごま、ハンバーグにソースをかけてでき上がり。

でき上がり!
〈監修/野上優佳子 撮影/星 亘 取材・文/福山雅美〉
野上優佳子(のがみ・ゆかこ)
30年以上お弁当をつくりつづけ、300個以上のお弁当箱を使用した経験をもつ。お弁当に特化したレシピ本も多数執筆。
https://mealinsight.com/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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天然生活2025年4月号では、お弁当の特集をしています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。