大根めしのつくり方

チャーシューの代わりにハムやベーコンを使ってもおいしい。
材料(つくりやすい分量)

● 大根 | 5cm |
● しょうが(みじん切り) | 大さじ1 |
● ごま油 | 大さじ1 |
● チャーシュー | 50g |
● 白米 | 1カップ |
● 玄米(一分づき) | 1カップ |
● 酒 | 大さじ2 |
● ナンプラー | 大さじ1 |
● 水 | 1と1/2カップ |
下準備
米と玄米は合わせてとぎ、10分浸水させて15分水切りする。
つくり方
1 大根は7mm角に切る。チャーシューは5mmに切る。


2 土鍋を火にかけごま油とチャーシューを炒め、米を加えて油をなじませる。

3 大根としょうがを入れ、大きく全体を混ぜ、水、酒、ナンプラーを入れ、ざっくり混ぜる。強火にかけ、沸騰したら極弱火にして、ざっくり混ぜて10分炊き、10分蒸らす。


大根のこと

この時季、甘みが増しておいしくなる大根。主に流通しているのはみずみずしい青首大根です。甘みがある葉に近い部分はサラダや大根おろしなど生食に、辛味が強い先端は薬味や漬物に、中央部分は煮ものなどに向いています。
大根には消化を促進する複数の消化酵素が含まれていて、そのひとつ、ジアスターゼは胃腸の動きを活発にし、胃もたれや二日酔いを防ぐ効果があります。ジアスターゼは熱に弱く、空気に触れると効果が低下するので、効果を期待する際は生で食べるのがおすすめです。
また、豊富な食物繊維が腸内環境をととのえるほか、血管を拡張し、血圧を下げてくれる働きがあります。 美肌効果も高く、コラーゲンと一緒に摂ると皮膚や細胞の生成を促進する作用があります。
皮の近くはかたい繊維があるので、皮は厚くむき、きんぴらなどにしておいしくいただきましょう。
大根の保存方法

大根は葉がついているものは、葉に栄養が取られ、根にスが入ってしまうので、必ず根と葉を切り離します。
根は新聞紙やラップに包んで野菜室に立てて保存。葉はごま油で炒め煮にしたり、お味噌汁に入れたり。すぐに食べないときは、下ゆでして冷蔵か冷凍保存するとよいでしょう。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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