白玉粉のこと

水を加えてこねて丸め、ゆでるだけで、もっちりしただんごが手軽につくれる白玉粉。白玉粉はもち米を洗って水に浸し、水を加えながら石臼などで挽き、沈殿したものを乾燥させてつくります。
もち米のでんぷん質を取り出したものなので粒子が細かく、団子にするとつるりとしたなめらかな食感になるのが特徴。昔は厳寒期につくられたため、別名「寒ざらし粉」とも呼ばれます。
冷やしても固くなりづらく扱いやすいので、白玉団子のほか、さまざな調理法でおいしくいただきましょう。

松田さんのおすすめ
『白玉屋新三郎』の白玉粉
熊本県で380年、白玉粉づくりを続ける老舗。
佐賀県神埼産のヒヨクモチ100%を、伝統の石臼製法でていねいに製粉。ゆっくりと石臼で碾いた白玉粉は、もち米の豊かな風味が感じられ、なめらかな舌ざわりとモチモチのやわらかい食感が格別。
白玉クレープアイスクリームいちごのせのつくり方

小麦粉でつくるより、破れにくく扱いやすいので、きれいな仕上がりに。
材料(12個分)

● 白玉粉 | 40g |
● 上白糖 | 15g |
● 牛乳 | 1/2カップ |
● 卵 | 1個 |
● 米油 | 適量 |
● いちご | 8個 |
● バニラアイスクリーム | 1カップ |
つくり方
1 ボウルに白玉粉と上白糖、牛乳を入れてよく混ぜる。カラザを取って割りほぐした卵を半量加えてよく混ぜ、ダマがなくなるまで混ぜたら、残りの卵を入れてさらによく混ぜ、しばらく生地を休ませておく。


2 フライパンに米油をひき、余分な油をペーパータオルで拭き取る。1/2カップ位の1を流し入れ中火よりやや弱火で焼く。周りが焼けてきたら、一旦から火から外し裏返し1分ぐらい火を通す。同じようにあと3枚も焼く。

3 焼き上がったクレープを四つ折りにして2枚ずつ皿に盛り、小さめの乱切りにしたいちごとアイスクリームをのせる。

〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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「今日何つくろう?」とお悩みのあなたへ。
天然生活webにて連載中の「松田美智子の季節の仕事」より人気レシピを集めました。
混ぜる/煮る/漬ける/焼く/揚げるの5つの調理法で100品を紹介。
少ない材料でつくりやすい、毎日の食卓に役立つ1冊です。
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