• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、お弁当にも便利な「レンジ春雨サラダ」のお話。

    手間がかかる印象の春雨サラダを簡単に

    春雨サラダは給食の人気メニューであり、また昔、近所のお肉屋さんの総菜売り場に並んでいたのも懐かしく思い出します。

    春雨そのものが低カロリーなのは喜ばしいのですが、ゆでてタレをつくってからめるという工程を考えるとあまり頻繁に食卓にあがることはありません。

    なぜなら野菜サラダならばちぎってドレッシングをかければすぐに食べられるからです。

    そこで、レンジを使って作る方法でできるだけ手間を省いてみました。

    画像: 手間がかかる印象の春雨サラダを簡単に

    このつくり方だと調味料と一緒に春雨をもどすのでムラなく味が染み込むのと、酢の酸味がほどよく飛んでまろやかに仕上がります。

    しっかりした酸味がお好みの場合は、食べる前に酢を少量足してみてください。

    「緑豆春雨」を使うのがポイント

    使う春雨は「緑豆春雨」を選びます。

    画像: 「緑豆春雨」を使うのがポイント

    「国産春雨」は主に原材料がいもで、冷めるとでんぷん質で固まってしまうので、買い求める時に原材料が「緑豆」であることを確認してください。

    春雨は長すぎると食べづらいので乾燥状態の時にはさみで切ってから使います。

    私は使いやすいショートタイプを選んで買っています。

    具材は、ハムのかわりにカニかまぼこ、きゅうりの代わりにもやしを使っても良いと思います。

    冷めてもおいしいことと、汁が流れ出ないのでお弁当にもおすすめです。

    冷蔵庫で3日間保存可能ですが、春雨がパサつくのでラップをしてレンジ加熱してから食べてください。

    レンジ春雨サラダのつくり方

    画像: レンジ春雨サラダのつくり方

    材料(2人分)

    画像: 材料(2人分)
    ●緑豆春雨 (長い場合ははさみで半分の長さに切る)40g
    ●人参1/4本
    ●きゅうり1/3本
    ●ハム2枚
    ●白入りごま適量
    ●ごま油小さじ2
    <A>
    ・水100mL
    ・酢大さじ1と1/2
    ・しょうゆ小さじ2
    ・砂糖小さじ2

    つくり方

     耐熱容器に春雨を乾燥のまま入れ、人参を重ねて、よく混ぜたAをかけてラップをして600Wのレンジで4分加熱する。

    画像: 調味料はよく混ぜてからかける

    調味料はよく混ぜてからかける

    画像: ラップをかけてレンジにかける

    ラップをかけてレンジにかける

     レンジから取り出したら全体を混ぜ、細切りにしたきゅうりとハムを加えて混ぜる。

    画像: 熱いので注意して取り出す

    熱いので注意して取り出す

    画像: きゅうりとハムを加えて混ぜる

    きゅうりとハムを加えて混ぜる

     ごま油をかけてさらに混ぜたら、器に盛って白炒りごまをかける。

    画像: ごま油をかけて混ぜる

    ごま油をかけて混ぜる

    画像: 器に盛り、最後に白炒りごまをかける

    器に盛り、最後に白炒りごまをかける



    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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    https://ameblo.jp/caferietta/

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