炊飯器で気軽につくれる「ひと晩発酵調味料」
料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんが提案する「ひと晩発酵調味料」は、発酵の力で食材の味わいをぐっと引き出してくれる万能調味料。
米麹と食材を合わせて、炊飯器で6~8時間保温し、発酵させれば、うま味たっぷりの調味料が出来上がります。
本記事では、榎本さんの新刊『榎本美沙のひと晩発酵調味料とからだが喜ぶ発酵献立』より、ピリ辛風味がくせになる「ピリ辛しょうゆ麹」のつくり方をご紹介します。
ピリ辛風味がたまらない!「ピリ辛しょうゆ麹」

「香味野菜を入れたかな?」と思うような、食欲をそそるうま味がやみつきになる、ピリ辛しょうゆ麹。
韓国産粉唐辛子を使うことで、しょうゆ麹をただ辛くしたものとはまた違う、うま味たっぷりの味わいになります。
榎本家でも使用頻度がかなり多いという、この発酵調味料。
炊きたてのごはんや、焼いた厚揚げにのせるだけでもおいしく、炒めものや焼きうどんなど、加熱調理に使えば、香りがたって味わいが深くなります。
きんぴらごぼうや、野菜の和えものをアレンジするときなどにも重宝します。
ピリ辛しょうゆ麹のつくり方

材料(つくりやすい分量)
● 生米麹(または乾燥米麹・室温にもどす) | 100g |
● 韓国産粉唐辛子(細びき、粗びきを混ぜるのがおすすめ) | 合わせて20g |
● しょうゆ | 1カップ |
※乾燥米麹の場合は水20mLを追加
つくり方
1 混ぜる
ジッパー付き保存袋に米麹を入れ、かたまりがあれば手でほぐす。粉唐辛子を加える。

2 しょうゆを加える
しょうゆを加え、袋の上からもみ混ぜる。

3 保温する
炊飯器の内釜にふきんを敷き、2を袋の口を少し開けてのせる。炊飯器にセットし、ふたは開けたまま保温モードにし、8〜10時間おく。 できれば途中で数回、袋の上からもみ混ぜるとよい。

4 でき上がり
米麹の芯がなくなり、甘味とうま味が出ていたらでき上がり。すぐに使え、冷蔵室で約3か月保存可能。

〈撮影/福尾美雪 スタイリング/駒井京子 取材・文/久保木 薫〉
※ 本記事は『榎本美沙のひと晩発酵調味料とからだが喜ぶ発酵献立』(主婦と生活社)からの抜粋です。
◇ ◇ ◇
◆大ヒットした『榎本美沙のひと晩発酵調味料』待望の第2弾
◆炊飯器でたったひと晩。気軽に作れて、失敗なし!
◆マネするだけで、からだが喜ぶ発酵献立が完成します
和風だし麹、めんつゆ麹、レモン麹、甘酒、発酵中濃ソース、発酵マヨネーズなど毎日の食事作りをぐんとラクにしてくれる発酵調味料11種類とそのアレンジレシピをたっぷりとご紹介します。
◇ ◇ ◇
◆炊飯器でたったのひと晩!
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◆11種の万能“麹”調味料&絶品76レシピ
塩麹、玉ねぎ麹、発酵ケチャップ、しょうゆ麹、にんにく麹、カレー麹など、この本でご紹介する<ひと晩発酵調味料>は麹のおかげで、まろやかな甘みやうまみがあり、少ない食材で作るシンプルな日々の料理をぐんとおいしく仕上げてくれます。

榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。オンライン料理教室「榎本美沙の料理教室」主宰。
YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。
新刊『榎本美沙のひと晩発酵調味料とからだが喜ぶ発酵献立』(主婦と生活社)が好評発売中。
そのほかの著書に、『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)、『榎本美沙の発酵つくりおき』(家の光協会)、『ゆる発酵』(オレンジページ)、『発酵あんことおやつ』『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』『榎本美沙のひと晩発酵調味料』(すべて主婦と生活社) 『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と溪谷社)など多数。
「榎本美沙の料理教室」
https://online.misa-enomoto.com/
●YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCGiEIACoA-INiZuSFhoksYA
●Instagram
https://www.instagram.com/misa_enomoto/

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