(『天然生活』2020年5月号掲載)
毎朝必ず繰り返すことで気持ちが満たされていく
毎朝のことを無理なく続けているからか、前より「気持ちが安定している」とも話してくれました。
「もともと要領がよくない方で、決めておかないとうまくいかないし、できないと気になってしまうタイプ。でもこのルーティーンを毎朝するようになったら、驚くほど幸福感があって。ちょこちょこでも、やったぞというスタンプを押すというか、継続することで充足感も増していく気がします」
同じことを繰り返す一方で、朝食のプレートに季節の花を添えたり、咲き終わった花を水に浮かべたり、西山さんならではの朝の工夫もさまざまに見られます。

朝のワンプレートには庭で咲いた花などを添えて、季節を感じられる工夫を
「息子が起きてきて、わーきれいと喜ぶ姿を見るとうれしいですね。私的にはあんまりかなという出来栄えでも、意味があるんだなって」
早起きして、自分なりのルーティーンをコツコツ続けている西山さん。
小さなことを毎朝ちゃんとできていることが心のゆとりにつながり、家族の朝時間にも潤いを運んでいるようです。
朝の段取りを助けるアイテム
植物に寄り添う朝の作業を、お気に入りのものと。西山さんが取り入れているお助けアイテムを紹介します。
● 花のお手入れ道具セット
手になじむハサミや水さしはかごにまとめて。かごはサンフランシスコの花屋さんからの贈りもの。

● ドライにしたレモンユーカリ
白湯に入れるユーカリの葉は、いつも香川県の実家から送ってもらうそう。乾燥させてガラスビンに。

〈撮影/伊藤 信 取材・文/山形恭子〉
西山美華(にしやま・みか)
花屋勤めを経て、2013年に花屋「みたて」を夫婦で開店。店の仕事や住空間の庭管理、WEBの連載など幅広く活躍。1男の母。https://www.hanaya-mitate.com/

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