〈天然生活2025年4月号「職場のお弁当時間」より〉
がんばるよりも“続けること”を大切に
人気セレクトショップを切り盛りしながら、アパレルブランドのディレクターも務める板倉さんの日々は多忙を極めるもの。だからこそお弁当づくりは奇をてらわず、お気に入りおかず何品かをローテーションのように回して「がんばるよりも、続けること」を大切にしているとか。

お昼ごはんの風景。あえて仕事の話はせずにリラックスした時間を過ごす
「朝の調理は最低限。だいたいは前日の晩に少し多めにつくっておいたり、『さけ貯金』といって、冷凍庫に焼くだけで詰めやすいサイズのさけを用意しておくと、パパッと準備できるんです」
今回は、そのなかでもとくに出番が多いという、定番レシピ2品をご紹介いただきました。
手軽でおいしい、板倉さんの定番レシピ

いろどりよく、「大好きなおかずばかり」という板倉さんのお弁当
【定番①:豚のしょうが焼き】
薄切りや切り落としの豚肉を、酒・みりん・しょうゆ・しょうゆ麹・しょうがを加えたたれに漬けて、旨味アップ。しょうがはすりおろしと細かくきざんだものと、2種類をたっぷりと加えています。
炒めたあと片栗粉でとろみをつけて、うまみを閉じ込めるだけでなくお弁当に詰めても液だれしない効果を。最後に京都・原了郭の黒七味をぱらりとかけてできあがりです。
【定番②:パプリカのマリネ】
彩りにも箸休めにも役立つパプリカのマリネは、細切りにしてオーブンで素焼きにし、熱いうちにマリネ液に漬け込むだけ。マリネ液はエキストラバージンオリーブオイル、酢、塩、白こしょう。
パプリカを漬けているマリネ液はサラダのドレッシングとしても美味しくいただけるので無駄になりません。リンゴ酢や米酢、ワインビネガーなど、お酢の種類を変えながら楽しんでいるのだとか。
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▼前回のお話はこちら
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天然生活2025年4月号は、お弁当の特集をしています。
今回のダジャのみなさんのお話も詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。
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〈撮影/村上伸明 取材・文/玉木美企子〉
Daja(ダジャ)/板倉直子(いたくら・なおこ)
島根県松江市のセレクトショップ「Daja」。ディレクターの板倉直子さんの女性らしく、美しい服選びに定評がある。著書に『明日、ちょっといい私に出会えたら』『頑張らないおしゃれ』(ともに主婦と生活社)、『大人の悩みにこたえるおしゃれ』(扶桑社)など。
https://www.allo-daja.com/

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