夫、息子、自分へ
受け継がれる味、ケチャップちくわが入った「お仕事弁当」
mochimugibentoさん(@ahshan6060)のお弁当を見せていただきました。

わが家では昨年の春から、「お弁当4つの生活」が始まりました。夫、息子、娘、そして私の分です。
この日は、娘が社外で食べるとのことで、お弁当はたまたま3つ。
冷凍食品は使わずに、だれかの好物をつくっていたら、おかずは5品になりました。
毎朝、「あの人はこれがダメ、この人はこれがあまり好きじゃない......」と頭を悩ませながらお弁当をつくる日々です。
食べる時間もまちまちのようで、「今日は3時に食べたよ」「時間がなくてさっきやっと食べた」と報告を受けることもしばしば。
だからこそ、食中毒だけは絶対に避けたい。
お弁当箱を洗って乾かすところまで、神経を使っています。
本当は、曲げわっぱを使いたいのですが、冷たいご飯が苦手な家族がいるので、レンジ対応の“わっぱ風”弁当箱で落ち着きました。
言葉での感謝はあまりないけれど、ときどきそれぞれから「お弁当ありがとう」とLINEが届きます。そんなメッセージが、何よりもうれしく、励みになります。
そして、私のお弁当づくりに欠かせないのが「ケチャップちくわ」

これは、実家の母がよくつくってくれたおかずで、結婚してから私も自然とつくるようになりました。
いつだったか、私が体調を崩してお弁当がつくれなかった朝。代わりに娘が夫のためにつくってくれたお弁当にも、「ケチャップちくわ」が入っていたそうです。
何も言わなくても、受け継がれていく味。
母から私へ、そして娘へとつながるお弁当の記憶に、ふとあたたかい気持ちになりました。
mochimugibentoさんちのレシピ「ケチャップちくわ」のつくり方を教わりました!
「ケチャップちくわ」のつくり方
小さめのフライパンに油をひくのですが、ほかのおかずとの相性とそのときの気分で(A)オリーブオイルか(B)ごま油のどちらかでつくります。
1. ちくわひと袋(4本入り)を7〜8mmの斜め薄切りにする。
2. 温めたフライパンに油大さじ1をひき、弱めの中火でちくわを炒める。
3. 切り口においしそうな焼き色がついてきたらトマトケチャップ大さじ2を加えて炒める。
4. ケチャップが全体に馴染んだらガーリックパウダーを適宜振り入れ(マストです)お好みでブラックペッパーを加えても良い。
(A)オリーブオイルは、洋食味になり、(B)ごま油は、中華味になります。
同じ材料でささやかな味変です。
ぜひ、試してみてください!
お弁当のおかず
スナップエンドウごまあえ、だしの代役の鰹節入り卵焼き、切り昆布としらたきの煮物、シャウエッセン、困った時のケチャップちくわ、去年のさしす梅干し。
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天然生活2025年4月号では、お弁当の特集をしています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。

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