卵(鶏卵)のこと

卵はタンパク質と脂質が主成分で、食物繊維とビタミンCを除くほぼすべてのビタミンやミネラルを含む、栄養価の高い食材です。
とくに、体内で合成できない必須アミノ酸を9種類バランスよく含む良質なタンパク質が特徴です。
殻の色は鶏の種類によって違い、黄身の色はエサによって変わりますが、栄養価に大きな違いはありません。保存する際は、卵のとがった方を下、丸い方を上にして冷蔵庫へ。賞味期限は生で食べる際の目安で、加熱すれば多少はおいしくいただけるので、冷蔵庫に常備して積極的に活用しましょう。
卵のミニトマト炒めのつくり方

ナンプラーを加えることで、深い味わいに仕上がります。
材料(つくりやすい分量)

● 卵 | 4個 |
● 酒 | 大さじ2 |
● 片栗粉 | 小さじ1/2 |
● にんにく(せん切り) | 大さじ1 |
● ごま油 | 大さじ1 |
● ミニトマト | 15個 |
● 三温糖 | 大さじ1 |
● ナンプラー | 大さじ1 |
● 白こしょう | 少々 |
● かいわれ大根(根を切り種をのぞく) | 適量 |
つくり方
1 ボウルに卵を割りほぐし、酒を加える。

2 フライパンを火にかけ、半量のごま油を全体になじませる。1を加え、おたまで大きく混ぜて炒め、半分ほど火が通ったら火を止め、一旦器に移す。


3 フライパンを軽く洗い、火にかける。残りのごま油とにんにくを入れ、ふつふつしてきたらへたを取り、縦半分に切ったミニトマトを入れて強火にする。

4 三温糖、片栗粉を加え、トマトにしわが寄ってきたら、2を入れて、味をみる。


5 ナンプラーを加えて炒め合わせ、器に盛る。仕上げにかいわれ大根をあしらう。


〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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