芝えび入り玉子焼きのつくり方

芝えびは火を通しすぎるとかたくなるので、余熱で熱を入れて焼きすぎないように仕上げるのがポイント。
材料(つくりやすい分量)

● 卵 | 4個 |
● 芝えび | 100g |
● 片栗粉(芝えびの下処理用) | 大さじ2 |
● 酒 | 大さじ2 |
● 片栗粉(卵液用) | 小さじ1 |
● 三温糖 | 大さじ2と1/2 |
● だし汁 | 大さじ3 |
● 米油 | 大さじ2 |
つくり方
1 芝えびをざるに入れ、片栗粉(下処理用)をまぶし、水で軽く洗う(こうすると汚れが取れて芝えびの表面に薄く膜ができる)。


2 1を粗く切り、すり鉢に入れ、つぶしすぎないように注意しながらつぶす。酒、三温糖を加えて混ぜる。

3 ボウルに卵を割り、カラザを取り、軽く溶く。片栗粉(卵液用)を溶かしただし汁を加え、軽く混ぜる。2に加え、軽く合わせてボウルに移す。



4 玉子焼き器に米油を入れて火にかける。濡れふきんと三角に折ったペーパータオルを用意しておく。

5 余分な油をペーパータオルに吸わせ、一度濡れふきんの上に玉子焼き器をのせ、熱を均等に回し、弱火にかける、卵液をつけた箸を鍋底につけ火加減を確認する。4の卵液を混ぜ、おたま1杯分入れて、極弱の火で、ゆっくり揺すりながら全体に広げる。えびがピンク色になったら向こう側から手前にゆっくり巻く。


6 巻いた卵を向こう側に戻し、手前側にペーパータオルで油をぬる。4の卵液をおたま1杯分入れて、焼いた卵の下に流し、同じように焼く。残り3〜4回卵液がなくなるまで繰り返す。


※余熱で火が通るので、えびに火が通りすぎないように注意する。
7 ふたを使って形を整え、ラップを敷いたまな板に乗せ、ラップで包んで形を整える。


8 粗熱が取れたら切り分け、器に盛る。
卵(鶏卵)のこと

卵はタンパク質と脂質が主成分で、食物繊維とビタミンCを除くほぼすべてのビタミンやミネラルを含む、栄養価の高い食材です。
とくに、体内で合成できない必須アミノ酸を9種類バランスよく含む良質なタンパク質が特徴です。
殻の色は鶏の種類によって違い、黄身の色はエサによって変わりますが、栄養価に大きな違いはありません。保存する際は、卵のとがった方を下、丸い方を上にして冷蔵庫へ。賞味期限は生で食べる際の目安で、加熱すれば多少はおいしくいただけるので、冷蔵庫に常備して積極的に活用しましょう。
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〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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