• 母は人生における大先輩。日々の言葉やその背中から学んだことを振り返っていただきます。文筆家・桜井かおりさんが憧れの母から引き継いだ、人生を前向きに楽しもうとする気持ちについて教えていただきました。
    (『天然生活』2024年5月号掲載)

    桜井かおりさんが母から学んだ3つのこと

    母から学んだこと01
    欲しい物がないと人生はつまらない!

    画像: 藤子さん行きつけのレストランで情報交換するふたり。専業主婦として家庭を守りながら趣味に打ち込んできた藤子さんは、かおりさんのおしゃれの大先輩

    藤子さん行きつけのレストランで情報交換するふたり。専業主婦として家庭を守りながら趣味に打ち込んできた藤子さんは、かおりさんのおしゃれの大先輩

    世の中がミニマリストブームだったときにも、買い物しつづける宣言をしていた藤子さん。かおりさんは「それでいいんだ!」と思えたそうです。

    おしゃれを楽しみたい気持ちが原動力。「若い頃は黒ばかり着ていたけれど、最近は母を見習い明るい色を着るようになりました」

    母から学んだこと02
    自分の好きなことでハッピーになる

    画像: ギャラリーの絵画コンクールに毎年出展しているという、藤子さんの作品。かおりさんの「カフェロッタ」に藤子さんの絵が飾られていたことも

    ギャラリーの絵画コンクールに毎年出展しているという、藤子さんの作品。かおりさんの「カフェロッタ」に藤子さんの絵が飾られていたことも

    絵を描いたり刺しゅうをしたり、ものづくりのセンスに恵まれた藤子さん。接客をしたり人前で話したり、人と関わる仕事で生きてきたかおりさん。

    得意ジャンルは違えど、自分の好きなことを、自分流に貫いていくところは一緒。目指すのは「ハッピー」だという前向きさも。

    母から学んだこと03
    年齢を重ねた手には、大きな指輪を

    画像: 藤子さんから譲り受けた指輪が、似合うようになった。大人ならではのおしゃれの広がりを、積極的に楽しんでいる。

    藤子さんから譲り受けた指輪が、似合うようになった。大人ならではのおしゃれの広がりを、積極的に楽しんでいる。

    画像: よく見るとデザインが個性的

    よく見るとデザインが個性的

    「母が大きな石のジュエリーを身に着けることに、20代のころは全然興味がなかったんです。でも、歳を重ねて手のシワが刻まれていくと、小さくて可憐なものより大ぶりの指輪が似合うってわかりました」とかおりさん。

    ビビッドなマニキュアを塗るのも母からの教えです。



    〈撮影/近藤沙菜 取材・文/石川理恵 撮影協力/AGIO natura 大船店〉

    桜井かおり(さくらい・かおり)
    大手損害保険会社勤務や販売職を経て、2001年、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。2021年に建物老朽化のため惜しまれつつ閉店。その後は、執筆や講演会などを行う。著書に『カフェロッタのことと、わたしのこと』(旭屋出版)などがあるほか、天然生活webでの連載も人気。
    インスタグラム:@kaorilotta

    桜井かおりの雑記帖

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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