(『天然生活』2024年6月号掲載)
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「寝室」が整う配置ルール 01
ベッドのほうが片づいて見える

寝室は眠ることが目的の部屋なので、フォーカルポイント(ドアを開けた瞬間に目に入る景色。その部屋の目的に合わせた主役がフォーカルポイントにあることで、その部屋が広く感じられ居心地のよいものになる)はベッドです。
部屋が狭いからベッドは置きたくないという人もいるかもしれませんが、寝室はベッドがあればほかのものは置かなくてもよいと割り切ってみましょう。
布団のように毎日片づける手間もなく、ベッドメイキングしなくてもそれなりに素敵に見えます。
ただし、寝具コーディネートは統一感をもたせること。
夫婦のベッドで色や素材を統一するだけで、空間がセンスよく見えます。
「寝室」が整う配置ルール 02
寝室のチェストや本棚は死角に

寝室にチェストや本棚を置くときは、目に入りにくい死角に置くようにします。
ベッドに座ったり横になったりしているときに、視覚からものの情報がたくさん入ってくるのはNG。それだけで気持ちが落ち着かなくなり、入眠する準備を妨げます。
死角に棚などを置くのが難しい場合は、ロールスクリーンなどで雑多な情報を遮断する方法もあります。
地震でベッドに棚が倒れてこないように配置する、固定するなども忘れずに。
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〈監修/内藤 怜 イラスト/ホリベクミコ 取材・文/工藤千秋〉
内藤 怜(ないとう・れい)[レイチェル]
インテリアコンサルタント・講師。インテリアコーディネーターとして結婚式場、ホテル、店舗、サロンなどを手がけて20年。2021年よりオンラインスクールを開校し「買わない・捨てない」で「自分の手」で胸がキュンとする自分の部屋をつくることを指南。著書に『ソファは部屋の真ん中に』(自由国民社)がある。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです