味噌汁の具材は冷凍しておくと便利

朝は味噌汁をいただくのが習慣になっています。
ごはんがなくても、味噌汁だけでもいただきます。
なぜなら、季節を問わず朝は温かい汁物をお腹に入れたいことと、ついでに不足しがちな野菜やタンパク質を摂ることができるからです。
そして発酵食品である味噌は美容と健康にも良いので味噌汁は積極的にいただきたいと思うのですが、時間がない時は具材の組み合わせを考えるのも、食材を切るのも手間に感じてしまいます。
もちろんそのまま使えるカットわかめや卵などを使うこともありますが、いざというときのために私は「油揚げとなめこ」を一緒にして凍らせてあります。
なぜ油揚げとなめこなのか?というと、具材の相性が良いのと凍らせても味や食感が劣化することがないこと、そして何と言っても包丁とまな板を使わないで済むからです。
冷凍・味噌汁の具のつくり方
まず、1枚丸ごとの油揚げは油分が気になる場合はキッチンぺーパーで軽く押さえます。


そして、ジップ式のポリ袋に入れたらなめこも平らにして広げて一緒に凍らせます。

そもそも、なめこには賞味期限が記載されていませんが、生野菜と同じく2、3日で食べきりたい食材です。
しかし、冷蔵庫で放置しても見た目が変わらないので、いったいいつ買ったのか、いつまでに食べなければならないのか? 曖昧になることがあります。
ですから無駄にしてしまう前にさっさと冷凍することをおすすめします。
忙しい朝は洗い物も減らして
使うときは凍ったまま、必要な分量を手で割れば2つの具材が入った味噌汁が完成します。


油揚げは包丁で切ったものと異なって大小さまざまの形になりますが、大きめに砕いていれると断面から味が染み込んで食べ応えがアップします。

味噌汁の具はたくさんの組み合わせがありますが、やる気と時間がないときの「非常用」として冷凍庫にあると安心します。
また、煮込みうどんの具としても便利なのでぜひお試しください。
本多理恵子(ほんだ・りえこ)
料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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