• 料理家の松田美智子さんによもぎの天ぷらのつくり方を教えていただきました。よもぎのほろ苦くさわやかな風味を衣に閉じ込めた天ぷら。サクサクとした食感がたまらない、ぜいたくな春のごちそうです。『天然生活web』に掲載された記事のなかから、4・5月におすすめの記事をピックアップしました。
    (『天然生活web』初出2022年4月25日)

    よもぎのこと

    画像: よもぎのこと

    「よもぎ」はキク科の多年草。河原や田畑、庭先などに自生し、道端でもよく見かけるハーブです。食用では春先に、若葉を摘んでゆでてから草餅や草団子にすることから、別名で「モチグサ」と呼ばれることもあります。旬は3~5月頃。和菓子のほか、天ぷらやおひたしなど、さまざまな料理で独特の香りと味覚を楽しむことができます。

    食用以外では、「モグサ」として鍼治療のお灸に、また漢方では「艾葉(がいよう)」として止血薬などにも用いられます。抗菌作用・デトックス効果が高いことから、アトピー性皮膚炎やダイエットにも効果があるといわれ、葉を湯船に入れて体をあたためるなど冷え対策にも利用されています。

    よもぎの天ぷらのつくり方

    画像: よもぎの天ぷらのつくり方

    芳香と素材そのもののおいしさを楽しめるよもぎの天ぷらは、おもてなし料理としてもおすすめ。

    揚げることでよもぎの独特の苦みがほんのり抜けて和らぎます。

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● よもぎ100g
    ● A
    ・薄力粉大さじ3
    ・片栗粉大さじ3
    ● 冷水約1/2カップ
    ● 揚げ油(米油)適宜
    ● 塩少々

    つくり方

     よもぎを洗い、水気をていねいに押さえる。ペーパータオルに広げて薄力粉(分量外)を軽くふる。

    画像1: つくり方

     Aを合わせ、冷水を加えてざっと混ぜる。

    画像2: つくり方

     によもぎをさっとつける。150℃に熱した油でかりっと揚げ、塩を少々ふる。

    画像3: つくり方
    画像4: つくり方

    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

    画像5: つくり方

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
    インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu

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    別冊天然生活『5つの調理法で大人の料理バイブル100』(松田美智子・著)

    画像: 「よもぎの天ぷら」のつくり方。ほろ苦くさわやかな風味を愉しむ、贅沢な“春”のごちそう/松田美智子の季節の仕事|5月のおすすめ記事

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    「今日何つくろう?」とお悩みのあなたへ。

    天然生活webにて連載中の「松田美智子の季節の仕事」より人気レシピを集めました。

    混ぜる/煮る/漬ける/焼く/揚げるの5つの調理法で100品を紹介。

    少ない材料でつくりやすい、毎日の食卓に役立つ1冊です。

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    『季節の仕事 (天然生活の本) 』(松田美智子・著)

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    (松田美智子・著/扶桑社刊)

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