• 手づくり暮らし研究家の美濃羽まゆみさんに、食材を無駄なく使う「暮らしの工夫」を教えてもらいました。捨ててしまいがちな野菜の皮などをおいしく食べ切るアイデアや、暮らしのなかで活用する方法をご紹介します。

    野菜をおいしく食べ切るために

    かぼちゃの種は栄養満点

    かぼちゃの種も捨てません。水でわたをすすいだら、ざるに広げて干しておきます。

    フライパンで軽く色づくまで炒って殻をむくと、薄緑色の種は香ばしくて栄養満点。

    そのまま食べるほか、かぼちゃサラダのトッピングにすると、とてもおいしいですよ。

    画像: かぼちゃの種を炒って皮をむくときには爪切りが便利。外側をパチンパチンと切ってからむくと、きれいに中身が取り出せます。必ず爪用とは分けてくださいね!

    かぼちゃの種を炒って皮をむくときには爪切りが便利。外側をパチンパチンと切ってからむくと、きれいに中身が取り出せます。必ず爪用とは分けてくださいね!

    白菜やキャベツの外葉は、炒めものやお好み焼きの具材に

    白菜やキャベツの外葉だって余すことなく。

    外葉はシャキシャキした食感とほろ苦さが特徴。ついている泥などをきれいに洗い落としたら、薄めのそぎ切りやせん切りにして炒めものに。

    白菜はオイスターソースやキムチと、キャベツはにんにくやベーコンなどと、パンチのある味付けの炒めものにしていただきます。

    また、白菜もキャベツも、細かくせん切りにしてチヂミやお好み焼きに加えると、小さな子でもおいしく食べられます。

    だしがらも最後までいただく

    何の気なしに捨ててしまいそうな、だしやお茶などの「だしがら」だって、すてきな活用アイデアがあります。

    たとえば、おだしをとったあとの昆布やしいたけ佃煮に。

    新茶の出がらしは、かつお節とポン酢をさっとかければおひたしになりますし、「しょうゆ1:みりん1」とともに汁気がなくなるまで煮詰めれば、ほろ苦さが癖になるおいしいごはんのおともがつくれます。



    〈写真・文/美濃羽まゆみ 構成/山形恭子〉

    画像: 使い切ることはこれからを生きること

    美濃羽まゆみ(みのわ・まゆみ)
    服飾作家・手づくり暮らし研究家。京町家で夫、長女ゴン(2007年生まれ)、長男まめぴー(2013年生まれ)、猫2匹と暮らす。細身で肌が敏感な長女に合う服が見つからず、子ども服をつくりはじめたことが服飾作家としてのスタートに。

    現在は洋服制作のほか、メディアへの出演、洋裁学校の講師、ブログやYouTubeでの発信、子どもたちの居場所「くらら庵」の運営参加など、多方面で活躍。著書に『「めんどう」を楽しむ衣食住のレシピノート』(主婦と生活社)amazonで見る 、『FU-KO basics. 感じのいい、大人服』(日本ヴォーグ社)amazonで見る など。

    ブログ:https://fukohm.exblog.jp/
    インスタグラム:@minowa_mayumi
    voicy:FU-KOなまいにちラジオ

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