しっとりやわらかくておいしい!
ゆで鶏むねのつくり方
このメニューの最大のコツは、鶏むね肉を室温に戻しておくこと。
触ってひんやりしていなければ大丈夫です。
皮の下の部分が、いちばん火が入りにくいので、その部分だけ気をつけましょう。

材料(2人分)
● 鶏むね肉 | 1枚(300g) |
● 水 | 3カップ(600mL) |
● 塩 | 6g(水の容量の1%)=小さじ1程度 |
[ たれ ] | |
・ねぎだれ(下記参照) | 適量 |
*たれは好みのものでOK。 |

つくり方
1 鶏肉は冷蔵庫から出して、30分〜1時間ほどかけて室温に戻し、キッチンペーパーで水気を拭きます。大きさと厚みがあるので、常温に戻すのにやや時間がかかります。
2 鍋に水と塩、鶏肉の皮目を下にして入れ、弱めの中火にかけます。沸騰したら30秒おき、裏返して蓋をして火を消します。そのままコンロの上に30分ほどおきます。ここが重要なポイント。余熱で火を入れることで、しっとりジューシーにゆで上がります。
おいしく仕上げるポイント
30秒ゆでて30分余熱で放置、と覚えてください。しっとり仕上がったむね肉のやわらかいこと!

3 鶏肉をそぎ切りにして器に盛り、ねぎだれなど好きなたれでいただきます。切ったときに生の部分が残っていたら、温めたゆで汁に入れてしゃぶしゃぶすればOK。
おいしくいただくポイント
もちろんゆで汁もおいしいです。うどんやラーメン、雑炊のだしにしても。沸騰させるとアクが出てくるので、気になる方は取り除いてください。

中華風に変身!
ねぎだれのつくり方

材料(作りやすい分量)
● 長ねぎ | 小1/2本(40g) |
● しょうゆ | 大さじ1 |
● ごま油 | 大さじ1 |
● 米酢 | 大さじ1/2 |
つくり方
長ねぎはみじん切りにし、その他の材料と混ぜ合わせる。
〈撮影/今井裕治 スタイリング/来住昌美〉
※本記事は『だいじょうぶレシピ 料理はこれだけ覚えておけばいい』(家の光協会)からの抜粋です。
◆これさえ覚えれば、料理はだいじょうぶ。「塩」だけでおいしいごちそうおかずのレシピ本◆
料理するとき、材料や調味料をすべて計量したり、毎回レシピを見直したりするのはちょっと大変。
そんな悩みに寄り添う、ほぼ“塩”だけでつくるシンプルでおいしいレシピをメインにした1冊です。
基本の調理法とコツを手に入れたら、あとは自己流で楽しめるおおらかさも。
料理が面倒と感じる方も、苦手な方も、これさえ覚えればもうだいじょうぶ。
【目次】
● 1 塩ソテー
・豚ロース肉のソテー
・ぶりのソテー など
● 2 塩ゆで
・ゆで豚こま
・ゆで野菜ミックス など
● 3 野菜ひとつで炊き込みごはん
・にんじんごはん
・とうもろこしごはん など
● 4 冷凍みそ汁の素
● 5 自由な鍋料理
・鶏じゃがバター鍋
・きほんのすき焼き など
● 6 身近な食材でお助けレシピ
・[刺身用の魚] まぐろのタルタル
・[干もの] するめいかのソテー
・[卵] 卵ピザ
・[豆腐] 明太とろろ豆腐
・[油揚げ] ほたてとチーズのお揚げ巻き
・[納豆] 納豆そぼろ
・[豆] ひよこ豆のカレー炒め
・[海藻] もずくラー油 など
今井真実(いまい・まみ)

兵庫県神戸市出身、東京都在住。noteに綴るレシピやエッセイ、Xでの発信が幅広い層の支持を集め、雑誌、web、企業広告など、多岐にわたる媒体でレシピ制作、執筆を行う。 身近な食材を使い、意外な組み合わせでつくる個性的な料理は「知っているのに知らない味」「何度もつくりたくなる」「料理が楽しくなる」と定評を得ている。『フライパンファンタジア 毎日がちょっと変わる60のレシピ』(家の光協会)ほか著書多数。
note:https://note.com/imaimami
X:@mamiimai_gohan