その1 コクヨの「キャンパスノート」と日本ノートの「自由帳」

実物がそのまま小さくなったノート。左上は、一般的なサイズ(A4)のコクヨのノート。
「コクヨのキャンパスノートは、世代によって、使っていたデザインが違ってくるので、私と夫では、懐かしいと思うノートのタイプが違うんです。私の世代は右下でしたが、4つ年上の夫は中央のオレンジのバージョン。面白いですよね。下中央の水色の日本ノートの自由帳も懐かしくて、迷わず買いました」
子鹿が描かれた右上のノートは、ジャボニカ学習帳のミニチュア版。表紙を開くと、なかもきちんとマス目があって、実際に使える仕様に。裏表紙は、授業の時間割表がついています。
その2 コクヨの一筆箋「書翰箋」


「一筆箋は好きでいろいろな種類を持っていますが、これはコクヨの定番の一筆箋のミニ版。ちょっとしたメッセージを書いて送る荷物に添えたり、普段使いしています」
その3 グリコのお菓子「タイムスリップグリコ」の付録の豆本

昭和時代に発売された「なつかしの20世紀」を謳ったお菓子「タイムスリップグリコ」のおまけ。
「中身のページもそのまま印刷されていて、学研の『5年の科学』は実際に、私も読んでいた本。これも、なかなか捨てられず、いまだに持っています」
その4 マルアイのミニ月謝袋と、ササガワのミニ表彰状

明治時代から紙製品をつくり続ける老舗2社が手がける、定番商品のミニサイズ版。
「ミニ月謝袋は、子どもへのおこづかいや、硬貨を人に渡すときなどに。意外と出番も多いアイテムです。ミニ表彰状は家族間の感謝を伝えるときのツールに。子どもの誕生日に『無事に10歳を迎えましたね。ここに賞します』とか、がんばったときやお手伝いしてくれたときにも『きちんと早起きできましたね』『洗濯物をきれいに干せましたね』と書いて渡しています。もらっていやな気持になる人はいないから、褒めたいときに、よく使っています」
その5 好きな作家のミニノート

「絵本作家の馬場のぼるさんが描く、11ぴきのねこの絵本シリーズの表紙がそのまま小さくなった愛らしいノートです」
絵本を出版しているこぐま社から発売。
その6 父から譲り受けたプラスの「チームデミ」


1980年代に流行した、ミニ文具セット「チームデミ」の復刻モデル。
「父が大切に保管していましたが、つい最近、譲り受けました。文房具好きたちの夢が小さなボックスの中にぎゅっと詰まっているような、大好きな道具箱」
▼“文房具好き”編集者の偏愛コレクション
<撮影/星 亘>