(『天然生活』2022年7月号掲載)
牛乳パックのプランターで手軽に始める「野菜づくり」
ベランダで野菜づくりを楽しんでいる、お笑いコンビ「たんぽぽ」の白鳥久美子さん。
園芸家の深町貴子さんを訪ね、ベランダ菜園の楽しみ方を教わりました。
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▼前回のお話はこちら
前回は、牛乳パックでプランターをつくる方法をご紹介しました。
今回は、その牛乳パックのプランターを使って、ラディッシュとベビーリーフを栽培する方法をご紹介します。
ラディッシュの育て方

種まきから20日ほどで収穫できる小さな大根「ラディッシュ」。
光が当たると発芽しない嫌光性種子なので、種はしっかり土で覆います。
日当たりがよく風通しのよい冷涼な場所(15~25℃)に置きましょう。
発芽したら2回の間引きを行います。
双葉が開いたら2cm間隔に。さらに本葉が2、3枚になったら3~4cm間隔で間引きます。
ラディッシュの種のまき方
1 土を入れる
プランターいっぱいに野菜用培養土をふんわり入れる。底をトントン打ちつけ、土の空気を抜く。

2 まき溝をつくる
定規または厚紙を半分に折ったものなどを使って、写真のように土の中央に深さ1cmの溝をつくる。

3 種をまく
1粒ずつ1cm間隔で置く。溝のまわりにある土をつまみ、ていねいにかけ、表面を軽くならす。

4 水をやる
排水用の穴から水が出るまで、たっぷり水をかける。下が汚れないようプランターはトレーに載せて。

〈監修/深町貴子 撮影/近藤沙菜 イラスト/山下晶代 取材・文/小松﨑裕夏〉
白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。2008年に川村エミコとお笑いコンビ「たんぽぽ」を結成。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。天然生活webにて「白鳥久美子の手作り暮らし」を連載中。
深町貴子(ふかまち・たかこ)
園芸家。タカ・グリーン・フィールズ専務取締役。植物を育てることの楽しさや喜び、生態系の仕組みや不思議を独自の視点で語り、園芸の楽しさを広めている。YouTubeチャンネル「Horti」で園芸の動画を配信中。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです