• 自宅で好きな野菜を育ててみませんか? 5月はベランダ菜園を始めるのによい季節。ベランダ菜園を楽しむお笑いコンビ「たんぽぽ」の白鳥久美子さんが、園芸家の深町貴子さんを訪ね、ベランダ菜園のコツを教わりました。
    (『天然生活』2022年7月号掲載)

    ベランダ菜園のコツは「植物をよく観察すること」

    マンションのおよそ2畳分のベランダで、大根やなすなど、ベランダ菜園にはげむ白鳥久美子さん。

    以前は花も育てていましたが、食べられるほうが気分が上がると気づいてからは、主に野菜の栽培に切り替えました。

    「葉物はすぐ育ち、摘んでも摘んでも生えてくるので楽しいです。なんとか生長しようとする生命力の強さに驚かされたりもします。

    でも、農家だったおばあちゃんがやっていた記憶をたどりながら自己流で育てているので、やり方が合っているのかわからなくて……」と、少し不安げな様子です。

    「それでいいんです。ブログなどで悩みながら育てている様子を拝見し、素晴らしいと思いました」とは園芸家の深町貴子さん。

    正しく育てようとするよりも、植物をちゃんと見て、どう育つかを見るほうが大事だといいます。

    「子育てにマニュアルがないのと一緒で、実は野菜の育て方は重要ではありません。それよりもよく観察して、育ち方を見てほしい。

    枝がこっちに伸びるのはお日さまがあるからだとか、植物の成長ひとつひとつに意味があります。それをひもといていけば、毎日がもっと楽しくなると思います」

    画像: ミニトマトとバジルを寄せ植えする白鳥久美子さん(左)と園芸家の深町貴子さん(右)

    ミニトマトとバジルを寄せ植えする白鳥久美子さん(左)と園芸家の深町貴子さん(右)


    〈監修/深町貴子 撮影/近藤沙菜 イラスト/山下晶代 取材・文/小松﨑裕夏〉

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。2008年に川村エミコとお笑いコンビ「たんぽぽ」を結成。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。天然生活webにて「白鳥久美子の手作り暮らし」を連載中。

    深町貴子(ふかまち・たかこ)
    園芸家。タカ・グリーン・フィールズ専務取締役。植物を育てることの楽しさや喜び、生態系の仕組みや不思議を独自の視点で語り、園芸の楽しさを広めている。YouTubeチャンネル「Horti」で園芸の動画を配信中。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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