あじとみょうが、きゅうりの酢のもののつくり方

甘酢はしっかり冷やすと一層おいしい。
材料(2人分)

● あじ | 1尾 |
● 塩 | 小さじ1/2 |
● A | |
・米酢 | 大さじ2 |
・しょうが汁 | 小さじ1 |
● きゅうり | 1本 |
● みょうが | 1個 |
● B | |
・酒 | 1/4カップ |
・みりん | 1/4カップ |
● 米酢 | 大さじ2 |
つくり方
1 3枚におろし、皮をむいたあじをバットに並べ、塩をふり、合わせたAをかけて冷蔵庫に寝かす。


2 みょうがは縦半分に切り、斜め薄切りにし水にさらす。きゅうりは両端を落とし、縦半分に切り、スプーンでなり口から種を取ったら4cmほどに切りそろえ、短冊切りにする。ボウルに入れて塩を加えあえる。




3 甘酢をつくる。小鍋にBを入れて煮立てる。半量まで煮詰めたら火を止め、米酢を加える。冷めたらしょうが汁を加え、冷蔵庫で冷やす。

4 1のあじを冷蔵庫から取り出し、一口大にそぎ切りにする。

5 2のみょうがときゅうりはそれぞれふきんに包み、水けを絞る。器にきゅうりとみょうがを盛りつけ、4のあじを盛り、3の甘酢をたっぷりかける。



あじのこと

あじは日本近海で年間を通じて漁獲されますが、初夏から夏にかけて旬を迎えます。適度に脂があり、刺身、塩焼き、干物、フライなど、さまざまな料理で親しまれています。
とくに新鮮なあじは刺身やたたきで食べると、特有のうま味と甘味を楽しめます。あじはDHAやEPAといった不飽和脂肪酸を豊富に含み、脳の働きを助け、血液をサラサラにする効果が期待されます。
また、タンパク質やビタミンB群、カルシウム、鉄分などもバランスよく含まれるので、積極的に摂りたい食材です。新鮮なあじを見分けるには、目が澄んでいて表面が光っているものを選ぶとよいでしょう。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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