卵や乳製品、白砂糖不使用
体にやさしい「あんこと米粉のおやつ」
米粉や豆乳など、体にやさしい材料を使ってお菓子をつくっている、今井ようこさん。
今井さんの著書『あんこと米粉のおやつ』では、「小豆あん・白あん・レンズ豆あん」3種のあんこのつくり方と、それらを使ったお菓子のレシピを紹介しています。
あんこに使う豆は栄養豊富なうえ、手づくりのあんこは、質のよい砂糖を使い、自分好みの甘さに調節できるのがよいところ。
前回の記事では、「レンズ豆あんのつくり方」を紹介しました。
本記事では、レンズ豆あんを使ってつくる、「レンズ豆あんのクッキー」のつくり方を紹介します。
レンズ豆あんのクッキーのつくり方

レンズ豆あんをたっぷり入れた、ザクッとした米粉クッキー。
手でまとめて焼くだけだから、思い立ったらすぐにつくれます。
材料(9個分)
● A | |
・米粉 | 70g |
・アーモンドパウダー | 50g |
・片栗粉 | 10g |
・てんさい糖 | 20g |
・塩 | ひとつまみ |
● B | |
・米油 | 大さじ3と1/2 |
・豆乳(成分無調整) | 大さじ2と1/2 |
● レンズ豆あん | 180g |
● アーモンドスライス | 適量 |
下準備
オーブンは160℃に予熱する。
つくり方
1 あんこは9等分にして丸めておく。

2 ボウルにAを入れてゴムべらで均一に混ぜる。
3 別のボウルにBを入れて泡立て器でよく混ぜ、2に加えてゴムべらで混ぜ、しっかりとなじませてひとつにまとめる。
4 3の生地を9等分にし、軽くまとめて薄く丸く広げ、1のあんこをのせて包むような感じでまとめる。まとめた口のほうを下にしてオーブンシートを敷いた天板にのせる。

5 手で軽く押さえて平らにし、アーモンドスライスをのせて軽く押さえる。このとき、生地からあんこが見えてもかまわない。160℃のオーブンで15分焼き、150℃に下げて10分焼く。

〈撮影/木村 拓(東京料理写真)〉
※ 本記事は『あんこと米粉のおやつ 』(文化出版局)からの抜粋です。
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あずきは抗酸化力の高いポリフェノール、食物繊維などの栄養素を多く含みます。あずきと同様に栄養豊富な白いんげん豆、レンズ豆の3種類のあんこと米粉で作るおやつの本です。甘みはてんさい糖とメープルシロップを使い、乳製品と卵は不使用で、さらに体にやさしく。
今井ようこ(いまい・ようこ)
製菓学校を卒業した後、(株)サザビーリーグに入社、アフタヌーンティー・ティールームの商品企画・開発を担当。その後、独立。現在は商品開発やメニュー開発、パンやケーキの受注を行うほか、マクロビオティックをベースにした料理教室「roof」主宰。著書に『Roofのごほうびクッキー』『豆腐、豆乳、豆乳ヨーグルトのおやつ』『からだにやさしいクリームのおやつ』(すべて文化出版局)などがある。
ウェブサイト :https://www.roof-kitchen.jp/
インスタグラム:https://www.instagram.com/yoko_baking/