• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、春巻きの皮でつくる「トマトピザ」のお話です。

    パリパリで簡単&おいしい
    春巻きの皮でつくる「クリスピーピザ」

    水けの少ない食材であればなんでも包める春巻きの皮はとても重宝します。

    揚げたり焼いたりするだけでおいしくなり、まさに、おかずからスイーツまで使える万能選手。

    今回はそんな春巻きの皮を使ってクリスピーなピザをつくってみました。

    画像: 春巻きの皮を使ってつくる、パリパリ食感のお手軽ピザ

    春巻きの皮を使ってつくる、パリパリ食感のお手軽ピザ

    皮は2枚使って、少しずらして重ねるのがポイント

    ポイントは「皮を2枚重ねるところ」です。

    1枚では薄すぎて破れてしまったり、存在感が足りず寂しい仕上がりになってしまいます。

    ですから皮は2枚重ねて使ってください。さらに少しだけずらして重ねると、ちょっとおしゃれに見えます。

    また、ピザ用ソースも必要ありません。

    マヨネーズとケチャップを同量で混ぜて塗り、その上にスライストマトを乗せます。

    トマトは糖度が比較的高く味が濃い、ミディトマトを輪切りにして乗せてください。もちろん普通のトマトでも、プチトマトでもかまいません。

    バジルがなければ大葉を使っても、間違いなくおいしいはずです。

    画像: 春巻きの皮にマヨネーズとケチャップを塗り、その上に具材を乗せて焼くだけ

    春巻きの皮にマヨネーズとケチャップを塗り、その上に具材を乗せて焼くだけ

    具材は欲張らず「トマトだけ」が正解!

    ただし、あまりたくさん具を乗せると水分や重さで皮が破けることがあります。

    ついついツナやコーンなどを乗せたくなりますが、おすすめは「トマトだけ」です。

    仕上げに、しっかりめにブラックペッパーをかけて少しスパイシーにすると、おつまみにもなります。

    焼き時間もトースターで3分ほど。皮にお好みの焦げ色がついたら完成です。

    胃にもたれず軽くいただけるので、ぜひお酒のお供やおもてなしにもどうぞ。

    「春巻きの皮でトマトピザ」のつくり方

    画像: 「春巻きの皮でトマトピザ」のつくり方

    材料(6ピース分)

    ● 春巻きの皮3枚(1枚を4等分に切り、2枚重ねる)
    ● ミディトマト2~3個(3~4mmにスライス)
    ● マヨネーズ大さじ1
    ● ケチャップ大さじ1
    ● バジル3枚
    ● ブラックペッパー適量
    ● 粉チーズ適量
    画像: 材料(6ピース分)

    つくり方

     春巻きの皮を4等分の三角形に切ったら、少しずらして2枚重ねる。

    画像1: つくり方

     その上にマヨネーズとケチャップを混ぜたものを薄く塗ってのばす。

     切ったトマトとちぎったバジルを散らし、粉チーズとブラックペッパーをかける。

    画像2: つくり方

     トースター(220℃)で3分ほど焼き、お好みの焦げ目がついたら完成。

    画像3: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
    インスタグラム:@cafe.rietta
    ボイシー:@cafe.rietta
    https://ameblo.jp/caferietta/

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