• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、トロトロでおいしい「ズッキーニのカレーグリル」のお話です。

    自然な甘さとトロトロ食感がおいしい「ズッキーニ」

    色や形がさまざまなズッキーニが出回るようになりました。

    今でこそ、それほど珍しい野菜ではありませんが、まだまだその使い方に悩むこともあります。

    ズッキーニはかぼちゃの仲間なのですが、私は「味や食感はなすと同じ」と考えて使い方の参考にしています。

    味そのものは淡白なので、どんな調味料とも相性が良い自然な甘さと、加熱したときのトロトロ感が特徴だと思います。

    ズッキーニは輪切りにして食感を楽しんで

    できれば少し大きめのものを買って、輪切りにして食感を楽しんでみましょう。

    緑と黄色のズッキーニがありますが、味の違いはそれほど感じません。

    黄色のほうが希少価値が高く、青臭さを感じないという声もあります。

    お好きな色を選んでみるか、2食そろえて彩り豊かにするのも面白いと思います。

    画像: トロトロ食感がおいしいズッキーニ。大きめのものを選んで輪切りにするのがおすすめ

    トロトロ食感がおいしいズッキーニ。大きめのものを選んで輪切りにするのがおすすめ

    マヨネーズでコクを、カレー粉でインパクトをプラス!

    今回はコクを足すためにマヨネーズで炒めて、味つけはカレー粉でインパクトを出しました。

    ズッキーニは生でもいただけるので、表面に焼き色がついたら後は余熱で軽く火を通すくらいでも構いません。

    また、粉チーズを追加でふりかけるのもマイルドになっておすすめです。

    分厚く切ってから良く焼き、ステーキソースを絡めて「ズッキーニステーキ」としてアツアツをいただくのも、ヘルシーで面白いレシピだと思います。

    あえて買わないかもしれないズッキーニですが、なすより少ない油で焼き上げることができるので、カロリーの視点からもおすすめの野菜です。

    「ズッキーニのカレーグリル」のつくり方

    画像: 「ズッキーニのカレーグリル」のつくり方

    材料(2人分)

    ● ズッキーニ8cm分(7~8個に輪切り)
    ● マヨネーズ大さじ1
    ● 塩小さじ1/4
    ● カレー粉小さじ1/2
    ● ブラックペッパー適量
    画像: 材料(2人分)

    つくり方

     フライパンにマヨネーズを入れて中火で熱し、マヨネーズが少し溶け始めたら、輪切りにしたズッキーニを並べて両面をこんがりと焼く。

    画像1: つくり方

     カレー粉と塩をふりかけて味付けし、お好みでブラックペッパーを追加でかける。

    画像2: つくり方
    画像3: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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    https://ameblo.jp/caferietta/

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