アーユルヴェーダの学びを生かし、心地よく暮らすブラフ弥生さん。DIYでコツコツ手を加えながら整えた、すっきり見える家の工夫を教えていただきました。
(『天然生活』2024年6月号掲載)
好きなDIYで自分らしく整える
インド発祥の伝統医学、アーユルヴェーダを学び、現在はその魅力を伝えているブラフ弥生さん。家族と犬、2匹の猫と暮らす築50年以上の家には光がたっぷり入り、気持ちのいい空気が流れています。

ダイニングやリビングとひと続きの台所。日差しがよく入るめぐりのいい空
手づくりのダイニングテーブルや棚が置かれていたり、空間に合わせて壁の色が塗り替えられていたり。DIYが好きだというブラフさんがコツコツと手を加えながら、心地よく整えてきたことがうかがえる住まいです。

リビングはくつろいで過ごせるよう、あまりものを置かず、壁を青色に塗って落ち着いた空間に。愛犬ヤマトもソファがお気に入り

台所のオープン棚には米や調理道具など毎日使うものを。色数を抑えることですっきりと
ブラフ弥生さんの「すっきりと見える」家の工夫3つ
すっきり見える工夫01
目隠しできる収納場所を

服や日用品、仕事道具などは扉付きの納戸に収納。リビングや寝室、ワークスペースなど、目に入る場所はすっきり保てる。
「ものの量も、なるべくここに収まる分だけと決めています」
すっきり見える工夫02
テレビを隠す

リビングにある黄色い扉を開けると、中にはテレビが。
「黒いモニターが目に入らないほうがリラックスできるし、ついテレビをつけてダラダラとむだに見てしまうのを防ぐ意味もあります」
すっきり見える工夫03
収納棚の色を壁にそろえる

DIYが得意なブラフさん。スパイスや食材などを並べたキッチンの棚はペンキで壁と同じ白色に塗った。
「棚と壁の色をそろえると、ものが多い場合でも比較的すっきり見える気がします」
〈撮影/星 亘 取材・文/嶌 陽子〉
ブラフ弥生(ぶらふ・やよい)
ヨガインストラクターと並行してインド哲学を学ぶうちにアーユルヴェーダと出合い、2010年、南インドでセラピー技術を取得。現在は講座やセラピスト養成、執筆などを通じて毎日の暮らしに密着したアーユルヴェーダの魅力を伝えている。著書に『台所薬局 スパイス&ハーブで、心と体をセルフケア』(主婦の友社)など。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです