• アーユルヴェーダの学びを生かし、心地よく暮らすブラフ弥生さん。得意のDIYで壁や家具をぬったり、窓に工夫を加えたり。心身を心地よく保つための、自然のリズムに合わせた暮らしのコツを教えていただきました。
    (『天然生活』2024年6月号掲載)

    DIYとアーユルヴェーダの知恵で、心地よさを追求

    「アーユルヴェーダでは、人間も自然も、あらゆるものが同じ要素やエネルギーでできていると考えます。つまり、空間を整えることは心身を気持ちのよい状態にすることとイコールなんです」

    心身が気持ちのよい状態とは、体内のエネルギーが本来の自分らしいバランスでスムーズに動けているということ。体に入る食べ物や情報の量が過剰になると、消化しきれずにたまってしまい、心身の不調へとつながります。

    「空間も同じです。ものが多すぎると流れが滞ってしまうので、ため込まないように心がけています」

    画像: 窓を開け放ち、外気の軽やかな動きを部屋に取り込むようにしている

    窓を開け放ち、外気の軽やかな動きを部屋に取り込むようにしている

    ブラフさんが大事にしているのは、自然の恵みを感じながら暮らすこと。

    朝日を浴びて目覚めることや、窓にカーテンをつけず、庭の緑が常に目に入るようにしているのもその一環です。

    「自然のリズムとかけ離れた生活をすることは、いわばエスカレーターを逆走しているような感じ。疲れやすく、物事もはかどりません。時間や季節ごとのエネルギーの流れに乗って過ごすと、自然と心身が健康になるんです」



    〈撮影/星 亘 取材・文/嶌 陽子〉

    ブラフ弥生(ぶらふ・やよい)
    ヨガインストラクターと並行してインド哲学を学ぶうちにアーユルヴェーダと出合い、2010年、南インドでセラピー技術を取得。現在は講座やセラピスト養成、執筆などを通じて毎日の暮らしに密着したアーユルヴェーダの魅力を伝えている。著書に『台所薬局 スパイス&ハーブで、心と体をセルフケア』(主婦の友社)など。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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