アーユルヴェーダの学びを生かし、心地よく暮らすブラフ弥生さん。得意のDIYで壁や家具をぬったり、窓に工夫を加えたり。心身を心地よく保つための、自然のリズムに合わせた暮らしのコツを教えていただきました。
(『天然生活』2024年6月号掲載)
ブラフ弥生さんの
自然のリズムを生かした暮らしのコツ4つ
自然のリズムに合わせた暮らしのコツ01
朝、目覚めたら、部屋と体を浄化する

毎朝舌ごけを見て健康状態をチェックし、食事の量や内容を調整することも
起床後、すぐに舌ごけを取って鼻うがい。それから窓を開けて外の空気を取り入れるのが習慣です。
「アーユルヴェーダでは、午前6時から10時は安定した穏やかなエネルギーが強い時間帯とされています。ただし重たくて粘着しがちな面もあるので、体内や空間のねばつきを取り除いて浄化し、一日を快適に過ごせるように整えます」
朝の浄化用アイテム

十数年愛用している銅製の舌みがきと鼻うがい器。「鼻うがいをすると呼吸がよりスムーズになります」
自然のリズムに合わせた暮らしのコツ02
ワークスペースは壁を塗って集中力アップ

白くてすっきりした空間の中、窓の緑が目に入るように机を配置している
「午前10時から午後2時は、アーユルヴェーダでは集中力が上がる時間。集中したい仕事はこの時間帯にするとスムーズに進みます」
集中力をより高めるため、ブラフさんはワークスペースの壁を白く塗り、あまりものを置かずにすっきり整えています。「緑や青が目に入ると冷静さも保てるので、グリーンを飾ることもあります」
ペンキ塗りはお手のもの

DIYが得意で、家中の壁や棚を好みの色に塗っている。においが少ない「ミルクペイント」を愛用。

綿布を針金にさらりとかけて、カーテンレールに沿って取り付けている。気持ちのいい光が差し込むアイデア。
〈撮影/星 亘 取材・文/嶌 陽子〉
ブラフ弥生(ぶらふ・やよい)
ヨガインストラクターと並行してインド哲学を学ぶうちにアーユルヴェーダと出合い、2010年、南インドでセラピー技術を取得。現在は講座やセラピスト養成、執筆などを通じて毎日の暮らしに密着したアーユルヴェーダの魅力を伝えている。著書に『台所薬局 スパイス&ハーブで、心と体をセルフケア』(主婦の友社)など。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです