• 2025年、団塊の世代すべてが後期高齢者に。親が亡くなったあと、「実家をどうするか」という問題に直面する人が急増しています。住む予定のない空き家にも、税金や保険料など、思いのほか多くの費用がかかります。とはいえ、売却や賃貸にも手間と時間、そして専門家の力が必要です。今回は、相続実務士®・曽根恵子さんの著書『家じまい・墓じまい・相続 実家問題が全て解決する本』(扶桑社ムック)から、実家を負の遺産にしないための方法を考えていきます。

    実家をどうするか親族で話し合う

    親が元気なうちに今後のことをしっかり相談しましょう。親族間のいさかいが事態の悪化を招くこともあります。

    実家が空き家になる! 売る? それとも残す?

    空き家問題の多くは、親が亡くなった実家が放置されたままというケースです。ずっと先の話だと思っていても、人はいつ病気や事故に見舞われるかわかりません。

    実家の相続は、子ども世代に大きくのしかかります。兄弟姉妹がいる場合や親せきなども多い場合、兄弟親族間でもめないように、親が健在なうちに、家族会議などを開いてしっかり話し合っておきましょう。

    まず実家を残すのか処分するのかを検討します。その前に実家の権利をだれが持っているのかもしっかりと確認しましょう。

    売るにせよ維持するにせよ、所有者を明らかにしておかないと話が進みません。

    通常は配偶者か長子が相続ということになりますが、相続について知識のある方がキーパーソンとなって議論を進めるとよいでしょう。

    実家をどうするか方向性を決める

    実家をどうするのかあらゆる場面を想定

    基本的には残すか手放すかの二者択一ですが、どちらにしてもできるだけ早く家に関する資料を集め、権利の確認作業を始めます。決定権があるのはあくまで所有者です。

    画像: 実家をどうするのかあらゆる場面を想定

    ※本記事は、『実家問題お片付け帳付き!【図解】家じまい・墓じまい・相続 実家問題が全て解決する本』(扶桑社ムック)からの抜粋です。



    <監修/曽根恵子 イラスト/岡林玲>

    曽根恵子(そね・けいこ)
    株式会社夢相続代表取締役。相続実務士®。公認不動産コンサルティングマスター相続対策専門士。出版社勤務後の1987年に、不動産コンサルティング会社を設立し、相続コーディネート業務を開始。相続実務士の創始者として、1万5000件以上の相続相談に対処。夢相続を運営し、感情面、経済面に配慮した“オーダーメード相続”を提案している。TV・ラジオ出演407回以上、新聞・雑誌取材協力980回以上、セミナー講師実績671回以上と幅広く活躍。著書・監修書86冊、累計81万部発行。監修書に『図解 身内が亡くなった後の手続きがすべてわかる本 2025年版』、『子のいない人の終活準備』、『一番かんたん エンディングノート』(扶桑社)などがある。

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    「物にあふれて足の踏み場もない実家、そろそろなんとかしないと」
    「新幹線で2時間、遠い田舎にある我が家のお墓、どうしよう」
    「年に1回しか会わない親族と相続の話、ちゃんとできるかな」

    故郷は遠きにありて思ふもの、、、
    なんて悠長なことを言ってるヒマはありません!
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