ビーズを使った“水面”の表現も楽しんで
今回、日本の四季を彩る「季節の花」をテーマに、庄司さんに制作いただいたのは睡蓮です。
水面に浮かぶように美しく咲く様子を表現してくださいました。

庄司さんが表現したのは、やさしいピンクの睡蓮。
薄いクリーム色とピンク色、濃いピンク色の4色の糸で、グラデーションを表現しています。
「ピンクのグラデーションで制作しましたが、白の睡蓮もかわいいですね。花びらと葉は2本どりで刺しゅうしていますが、1本ずつ刺しゅう糸の色を変えて2本どりにして、刺しゅうするのもおすすめです」と庄司さん。
また、今回の作品のもうひとつの見どころは、きらりと輝く水面の表現。
白色や水色の小さなビーズをつなげたり離したりしながら縫い付けることで、光の反射と、揺れ動く水面の様子を描いています。
ぜひ、自分だけの「睡蓮」を楽しんでみてくださいね。
庄司さんからのワンポイントアドバイス
白の睡蓮の場合は、真っ白、薄いクリーム色、薄いピンクの3色くらいでグラデーションをつくるとよいでしょう。
少しピンク寄りのグラデーションにすることで、かわいらしくなります。
白やクリーム色といってもいろいろな種類があるので、“似ているけれど若干色が異なるもの”を組み合わせて刺しゅうすると、きれいにまとまります。
「睡蓮」の刺しゅう 実物大の刺しゅう図案
*この実物大の図案は、A4サイズで印刷したときに実物大(等倍・100%)になるように作成してあります。
*印刷用紙は、A4サイズを使用し、「縮小/拡大」を「実際のサイズ」または「100%の大きさ」に設定して印刷してください。
*図案内の数字は色の番号です。
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▼庄司裕子さんの季節の花刺しゅうはこちら
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雑誌『天然生活』では、2025年6月号より目次にて、手芸作家・庄司裕子さんの「日本の四季を彩る季節の花」シリーズを毎号紹介しています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。
〈撮影/山田耕司〉
庄司裕子(しょうじ・ひろこ)
手芸作家・カレー店店長。baobab factory主宰。作家活動とともにカレー作りにも力を注ぐ。「日々の生活がより楽しくなるようなものづくり」をモットーに活動。カスタムオーダーできるトートバッグや九谷焼の食器等をbaobab factoryのwebshopで販売。3匹の保護猫と生活中。
http://baobabtote.com/