たたききゅうりと梅干しのごま油あえのつくり方

あえた後、しばらくおいて味をなじませるといっそうおいしい。
材料(つくりやすい分量)

● きゅうり | 2本 |
● 梅干し(たたく。種は取っておく) | 大さじ1 |
● しょうが(みじん切り) | 小さじ1 |
● ごま油 | 大さじ1と1/2 |
● 薄口しょうゆ | 小さじ1 |
● 長ねぎ(白い部分) | 1/2本 |
つくり方
1 きゅうりは縦半分に切り、なり口から種取りスプーンなど(先の細いスプーン)で種を取り、伏せて置き、ペーパータオルなどで余分な水分をおさえる。上から肉たたきでたたき、3cmくらいに切り揃える。



2 ボウルに1とたたいておいた梅干しの果肉と、うまみが出る梅干しの種、ごま油を入れてよくなじませ、しょうが、しょうゆを入れてあえる。

3 長ねぎは根元を落とし、縦半分にし、芯と薄皮を取りのぞく。重ね直し3~4cmに切り揃えてから、5mm幅のせん切りにする。

4 2に1と3を加えてあえ、梅干しの種を取り除き、手でよくあえる。室温で4~5分そのままおき、味をなじませ、器に盛る。


きゅうりのこと

きゅうりの原産地はインドとされ、日本には6世紀ごろに中国から伝わりました。細長い形と鮮やかな緑色、みずみずしい食感が特徴のきゅうり。約95%が水分で、カロリーが低く、カリウムやビタミンCも含まれています。
主な産地は宮崎県や群馬県などで、6月から8月にかけて旬を迎える夏野菜です。
暑い季節に体を冷やす効果があり、サラダや漬物、酢の物などさまざまな料理に使われます。シャキシャキとした食感とさっぱりとした味わいが、夏の食卓に涼しさをもたらす、日本の夏を代表する野菜のひとつです。種を取ると、きゅうり独特の臭みがなくなり、余分な水分も切れ、味がよくなります。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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